シカゴ消防局51分署の隊員たちが命がけで人命救助にあたる…「シカゴ・ファイア」シーズン1~9の内容と見どころに迫る
議員としての活動を始めるケイシー…51分署は新局長により新たな局面を迎える
シーズン6では、倉庫火災の現場へ出動した51分署のメンバーが絶体絶命の危機に。火が回って行き場を失ったセブライド、心臓発作で倒れたマウチ、そしてハーマンやケイシーなど、“死を覚悟した消防士たち”を救うため、蒸し焼きになる危険性がある中で、ボーデンは苦渋の決断をして放水の指示を出す。無事メンバーの窮地を救ったボーデンだったが、妻のドナが働く高校で火災が発生。ドナから「火災は事故ではない」と聞かされたボーデンは調査を開始する――。
シーズン7では、救援活動のためプエルトリコへと旅立ったドーソンの代わりに、新たな救命隊員のエミリー・フォスター(アニー・イロンゼ)が加わる。謎の多いエミリーに動揺を隠せないメンバーたち。一方、シカゴ市長によって新しい消防局局長に任命されたグリソム(ゲイリー・コール)は、執拗にボーデンを監督するようになり、51分署は新たな局面に突入していく――。
シーズン8では、51分署のメンバーは工場での大規模火災の現場に出動し、閉じ込められた人たちを助け出そうと奮闘する。しかし、ボイラーの爆発や床の崩落によって、隊員の中にも怪我人や死者が出てしまう。その後ケイシーはこの現場で救命士を危険に晒したとして、3カ月後に審問会にかけられることになる――。
シーズン9では、新型コロナのパンデミックの影響が51分署にも影を落とす。はしご第81小隊の消防士キッド(ミランダ・レイ・メイヨ)が始めたガールズ・オン・ファイアの活動も中断させられていた。そんな中、ボーデンから「小隊長の試験を受けてほしい」と告げられる。キッドは嬉しさと戸惑いが入り混じり不安になるものの、そんな彼女をセブライドが優しく受け止めるのだった――。
隊員たちの殉職も意味あるものに…作中で描かれる“リアルな日常”に注目
ギリギリの命の現場で様々な人間ドラマが繰り広げられる本作。その本格的なアクションの裏には、実際にシカゴ消防局で34年間消防士を務めた「シカゴ・ファイア」のテクニカルアドバイザー、スティーブ・チケロティスの存在が大きい。
消防隊員たちの日常をリアルに描き出すことにこだわったスティーブ。そんな彼の熱意が伝わったのか、本作は、若者を中心とした視聴者が選ぶ「ピープルズ・チョイス・アワード」や「ティーン・チョイス・アワード」の常連となり、お茶の間で“本当に人気のある番組”として、長きにわたって愛されることとなった。
さらに、スピンオフ作品が誕生したことで、「シカゴ・ファイア」の消防士たちが現場でレスキューにあたり、「シカゴ・メッド」の医療チームが治療をし、「シカゴ P.D.」の警察官が謎の解明に挑む、といったクロスオーバーシーンが盛り込まれるなど、さらに作品を魅力的なものにしている。
こうして人気を博し続ける本作の中では、メンバーが殉職することもあった。脚本家たちは、一人一人のキャラクターそれぞれの長所や短所を比較し、亡くなった際に作品や現在の流れに与える影響をしっかりと考え、議論してきたそうだ。メンバーの死は視聴者にとってもショックなことだが、残ったメンバーの人生や物語に何らかの影響を与えていることは間違いないだろう。どんな登場人物も決して無駄死にはさせない点が、本作の魅力をさらに高めていると言える。
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発売日: 2024/02/07