タレントの最上もがが、2月15日に都内で行われた「HELLO!TOKYO FRIENDS」の発表会に出席し、メタバースを用いた東京観光やゲームを体験した。
「HELLO!TOKYO FRIENDS」とは
東京都と東京観光財団が展開する「HELLO!TOKYO FRIENDS」は、ARを活用してバーチャル空間でゲームや東京観光を楽しめるプラットフォーム。ゲーミングプラットフォームのRoblox上で15日から配信が始まった。「東京に友達をつくろう」をコンセプトに、ゲームやAR撮影などを通じて外国人観光客も交えた、ユーザー同士の交流を広げていく。
「小中学生くらいからオンラインゲームを楽しんでいました」という、ゲーム好きの最上は「ゲーマーってあんまり外に出ないので、実際の街をゲームで体験できると『外に出たいな』って思えますし、街が違った感じに見えてくるのがいいですね」とゲームを通じた東京観光に興味を見せ、「聖地巡礼みたいな気分で『ここゲームで見た』って答え合わせになって、楽しいと思います」と語った。
最上は「HELLO!TOKYO FRIENDS」内のプレイを体験し、この日の本人とそっくりの衣装を着たアバターで、東京をモデルにしたVR内の空間を体験。東京スカイツリーを模した空間で、双眼鏡をのぞくと昼景から夜景まで、現実のスカイツリーからの眺望が見られる仕掛けに、「全部見たいです!」と驚きを見せた。
「こういうの下手なんです」
VRの中に東京の名所を凝縮した「現代エリア」では東京スカイツリー、東京タワー、渋谷、豊洲市場、東京国立博物館など名所が配置された。ここではミッションを受け取ってゲームが体験できるが、ミッションのために上野から両国国技館を飛び越えて東京都庁に行こうとした最上は、国技館の屋根からのジャンプに何度も失敗。ミッション達成ならずで「こういうの下手なんです。手汗めっちゃ出てます。もっとぴょんぴょんやりたかったんですが、全然ダメでした」と苦笑。
ミッションで集めたコインでアバターが身に着けるアイテムの購入も可能で、「集めたくなっちゃうので、ひたすら最初はコインを集めていきます」と興味を示していた。
あらためてゲームを通じて東京観光やユーザー同士の交流ができるプラットフォーム体験に、最上は「私は友達が欲しくて、オンラインゲームで友達を作ってきたので、オンラインで友達ができるとすごくうれしかったんです。友達がもっと欲しいなと思った方はぜひやってみてほしいなと思います。ちょっと孤独感を感じている方がいたら、心のよりどころにできたらいいですね」とアピールした。
◆取材・文・撮影=大宮高史