「非常に重要な一歩」さらにその先へ
2月27日(火)より配信スタートする「SHOGUN 将軍」は、戦国の日本を描いたジェームズ・クラベルの小説“SHOGUN”を、「トップガン マーヴェリック」の原案を手掛けたジャスティン・マークスらが新たに映像化したもの。1600年代の“天下分け目の戦い”前夜の日本を舞台に、真田演じる戦国最強の武将・吉井虎永、漂着したイギリス人航海士ジョン・ブラックソーン(のちの按針/コスモ・ジャーヴィス)、ブラックソーンの通訳を務めるキリシタン・戸田鞠子(アンナ・サワイ)らが直面する陰謀と策略がダイナミックに描かれる。
日本人の役柄はすべて日本人の俳優が演じ、日本の時代劇のスペシャリストが各部署に配置され…と、いずれもハリウッド映画としては画期的なこと。“日本の文化を正しく世界に紹介したい”という真田の強い思いに呼応するように、本作はハリウッドが描く日本のドラマとして、かつてないスケールによって創り上げられている。
前述の紫綬褒章受章記念会見で「これからは、裏方としても日本にいる素晴らしい人材や日本の美しさを世界に紹介していける、その片棒でも担げれば、それが自分にできる日本映画界への恩返しになれば」と語っていた真田。「SHOGUN 将軍」でついに制作者の一人として、その思いを100%注ぎ込んだ作品を完成させた。
だが、真田にとってこれは通過点に過ぎないのかもしれない。「SHOGUN 将軍」メーキング映像では同作について「この作品に俳優やプロデューサーとして関われたというのは自分にとっても大きいことで、非常に重要な一歩を踏み出せたような気がします」というコメントも紹介されている。「ラスト サムライ」から20年を経て“重要な一歩”を踏み出した真田。渾身作「SHOGUN 将軍」はもちろん、その次の一歩にも注目したい。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
パラマウント
発売日: 2022/11/02