玉城ティナと飯豊まりえがW主演を務める、極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」シーズン5(Huluで独占配信中、毎週金曜エピソード更新)。2月16日に配信された第2話では、加州(溝端淳平)のために佳奈恵(飯豊まりえ)が奮闘する様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第2話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
「君と世界が終わる日に」シーズン5とは
ゴーレムウイルスという噛まれたら噛まれたら化け物になってしまう“謎の感染症”によって、突然日常を奪われた人々の過酷なサバイバルと濃厚な人間ドラマが描かれる「君と世界が終わる日に」(※通称「きみセカ」)。シリーズ最終章となるシーズン5では、2024年1月公開の「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」で描かれなかった人類最後の希望の都市“ユートピア”のもう一つの塔を舞台に、明日葉や佳奈恵たちが最終決戦に挑んでいく。
本シーズンでは、財団会長の娘・明日葉役の玉城ティナと、元女子大生である佳奈恵役の飯豊まりえがW主演を務める。また続投キャストとして、元詐欺師の海斗役の前田公輝、元OL・ゆら役の佐野ひなこ、明日葉の元婚約者・冬馬役の柿澤勇人、明日葉の側近・加州役の溝端淳平らも登場。
そして新キャストとして、ユートピアの現代表で冬馬の父・漆原徳秋役の尾美としのり、塔の監視・富岡美津夫役の袴田吉彦らを迎え、過去シーズンに登場した秋吉蓮役の本郷奏多、坪井役の小久保寿人、三原結月役の横溝菜帆も、本シーズンで復活出演を果たしている。
“アンダー”に寄り添う姿勢を訴え続ける明日葉だったが…
前話のラストで、冬馬(柿澤勇人)に銃口を突き付けられた加州(溝端淳平)は冬馬に殴りかかり、「明日葉さんに会わせろ」と訴えるが、その願いを聞き入れない冬馬。そして冬馬は「お前の役目は終わったんだ」と言って加州を殴り、加州は気を失ってしまう。さらに“アンダー”にいる反乱軍・レジスタンスも加わり、“タワー”には混乱が生じる。
冬馬は明日葉(玉城ティナ)に、“アンダー”の連中を徹底的に排除する旨を伝えると、明日葉は「本当にそれしか方法はないの?」と冬馬を諭そうとする。しかし明日葉の訴えも虚しく、加州が“アンダー”にて処刑されることが決まってしまうのだった――。
一方、明日葉は冬馬の側近・反町(村杉蝉之介)に「見てほしいものがある」と連れられ、ゆら(佐野ひなこ)が楽しそうに子供たちに勉強を教える光景を目の当たりにする。反町は明日葉に、“漆原親子がしていることは、子どもたちが安心して学べるための秩序を守ることだ”と伝える。
明日葉は“タワー”で楽しく過ごす人がいることを理解する一方で、“アンダー”の現実も知るべきだと冬馬を説得する。そんな中、レジスタンスの1人である女性が目の前に現れ、明日葉を人質に取る。しかし隙をついて、その女性を捕らえることに成功した漆原。すぐさま彼女を始末しようとするのだが、明日葉は「待って。この人の話を聞いてください」と引き留める。そして結局その女性に尋問することになったものの、今度は突然女性が反撃に出て、その場から逃走してしまう。
その後、漆原を銃で狙う女性。しかしその近くには子供たちがいたため、ゆらは子供たちを守ろうと飛び出す。すると女性が放った銃弾はゆらに直撃して命を落としてしまう。ゆらを抱きかかえて悲しむ明日葉…。その様子を見た冬馬は、「これが君の言ってた理想の世界か?」と静かに告げるのだった――。
バップ