指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)のメンバーであり、アニメ好きの野口衣織が「神セリフ」からアニメの魅力をひもといていく連載企画。第28回では、“癒やし系”兄弟の四人暮らしを描いた「柚木さんちの四兄弟。」について語る!(※この記事には、作品のネタバレが含まれています)
「柚木さんちの四兄弟。」ってどんなアニメ?
数年前に親を亡くした長男・隼(はやと)、クールだがブラコン気味の次男・尊(みこと)、元気で兄弟思いだが空回りをしがちで不器用な三男・湊(みなと)、しっかりもので“仙人”と呼ばれるほど達観している四男・岳(がくと)の四兄弟。彼らが時にケンカもしながら仲良く賑やかに暮らす日常を描く、優しさや温かさ、感動が詰まった癒し系アニメ!
兄弟といえども、みんな性格も考え方も全然違うのが面白い
作品を見始める前に“親を亡くしてしまった兄弟が4人で暮らしているお話”というのをあらすじで見て、「もしかして暗いところもあるお話なのかな…?」と思ったんです。でも見てみたらすっごくほのぼの系のあたたかい作品で、最初に四兄弟を見た時に感じた可愛らしくて癒やされるイメージ通りのお話だったなと思いました。
そして、ところどころから人間味が感じられるのも好きです。兄弟といえども、みんな性格も考え方も全然違っていて。人間なら当たり前のことなんですけど、兄弟だから見た目の雰囲気が似ているということもあり、その違いがなんだかとても面白く感じられました。共通点があるからこそ、それぞれのキャラクターの個性が生きている感じがしたというか。だからアニメを鑑賞するというより、もはや四兄弟を観察する気持ちで見ていました(笑)。