アスカガファン喝采の読心能力対策
そんな熱い男アスランだが、最終決戦では前段で触れたようにズゴックで宇宙戦に出撃。ブラックナイトスコードの攻撃からキラをかばい爆散したかと思った次の瞬間、インフィニットジャスティスガンダム弐式が中から現れるという驚きの展開を見せる。シュラと一騎打ちになったが、このとき、シュラの読心能力にカガリ・ユラ・アスハの裸妄想で対抗したため、ファンから勢いよくツッコミが入ることに。「妄想戦士が戦場最強」「カガリはあの男で良いのかという気持ちはもちつつ、これからもアスカガとディアミリ(ディアッカとミリアリア)は応援します」などのほか、シュラの台詞をもじった「やはり最強はエロ妄想で武装したアスラン・ザラか」「やはり最強は迷いを捨てた破廉恥なアスラン・ザラか」といった絶好の大喜利ネタにもされている状態だ。
ここはアスラン妄想のインパクトの大きさからネタ的に騒がれているシーンだが、アコードへの読心能力対策のもう1つとして、機体コントロールをカガリに任せるというアスランの策士ぶりも光ったところだ。あの最終決戦の重要な局面で文字通りカガリに命を預け、そこに一切の迷いや不安がなかったことからもアスランとカガリはやはり特別な信頼関係があることが伝わるシーンでもあった。
ちなみにファンの間で何かと取り上げられるアスランの本命はカガリなのか、メイリンなのかの議論だが、今回の物語で明確に答えが描かれることはなかった。とは言え、とっさに妄想したのがカガリの裸であったことから、やはり指輪を渡した彼女の方に心はあるのではないかと察せられる。おそらくアスランの性格からして、メイリンには自分の問題に巻き込んでしまった責任感の方が強いのではないだろうか。
物語序盤、登場の気配が全くなかったためヤキモキした方もいたとは思うが、終わってみればキラと並ぶ活躍を見せてくれたアスラン。ファンにとっては約20年越しの特大プレゼントとなり、やはり劇場のスクリーンで観るのは感動の大きさが桁違いと言えるものだ。今後のレポートではキラ、シンなどの視点でもファンの反応を伝えていきたい。
文:鈴木康道
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