コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、同級生から少し距離を置かれがちの女子高校生・涼風が海外の人と話しているように見えるのだが、後ろを振り返った涼風が涙目になって同級生に何かを訴えかけてくる作品が面白いと話題の『金髪同級生の弱点』と、その前作にあたる「前の」と題された作品をピックアップ。
作者の肉丸さんが2024年1月29日にX(旧 Twitter)に投稿したところ、2万6千件を超える「いいね」を獲得し、前作に当たる「前の」(同じ主人公)も4千500件近く「いいね」を獲得した。「ギャップ萌え」「緊急レスキューだ」など多くの反響が寄せられた。本記事では、肉丸さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
海外の人と英語で会話している様子の涼風だが…
金髪ロングヘアーの女子高校生・涼風は、ある日海外の人と会話しているように見えた。同級生は涼風の後ろ姿を見てハーフなのかなどと会話していた。ところが同級生に気づいた涼風は何か口をパクパクとさせていた。何かを口にしていることに気づく同級生に向かって涼風が語りかけるのだが…。
「誤解されやすい」涼風のスタイルと容姿のギャップが激しく、同級生の誤解が解けたあと少しだけ仲良くなれるという関係性がコミカルに描かれていくストーリー展開に、X(旧 Twitter)上では「ギャップの塊大好き」「かわい過ぎる」「涼風さん絶対モテる」など、多数のコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。前作にあたる「前の」の作品も、普段の容姿とはギャップがあり過ぎの涼風があらわれ同級生をキュンとさせる言動が「かわいい」という読者からの反響を呼んでいる。
「セリフがなくても表情だけで感情がある程度伝わるように描いています」作者・肉丸さんが語る創作の裏側とこだわり
――『金髪同級生の弱点』と「前の」の主人公は涼風ですが、作品のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか?
涼風さんは連載中の「ばっどがーる」のツッコミ役として登場するのですが、役割上メインになる事があまりありません。担当さんと話す中でこの娘のかわいい部分をもっと見てもらう方法はないかという考えが生まれ、この作品につながりました。
――涼風と同級生の関係は肉丸さんにとって一体どのようなイメージでしょうか?
野生動物と人間みたいな感じです。
――『金髪同級生の弱点』と「前の」の作品中で肉丸さんのお気に入りのシーンやセリフを、理由と共にお聞かせください。
全てお気に入りではありますが、主観が同級生の目線から始まっているので、読者の方にも共感していただき易い「不良娘の家にお見舞いに行ったら…」は特に気に入っています
――本作では、一見クールな涼風が同級生に助けを求めるドギマギする姿が印象的ですが、本作を書く上でこだわっている点がありましたら、理由と共に教えてください
セリフがなくても表情だけで感情がある程度伝わるように描いています。SNSで作品が公開される場合、大体の方はスマートホンでご覧になりますが、画面が小さいので情報として「絵→セリフ」の順で入ってくる事が想定できます。つまり絵の時点で興味を持って貰わないことには始まりませんので、上記の部分にはできるだけ拘っている…という感じです。
――今後の作品あるいは現在連載中の作品で、肉丸さんの描く漫画の見どころや注目してほしい点についてお聞かせください。
画力の向上はもちろんですが、連載している「ばっどがーる」や「アイツノカノジョ」においてもストーリーや関係性が進んでいきますので、是非ご注目いただけると嬉しいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつも作品をご覧いただきありがとうございます。いろんな場所でお伝えさせておりますが「応援いただき」ではなく「ご覧いただき」なのは、私の作品を読んで下さっている皆様全てに感謝しているからです。ですのでご覧いただいた上で、肯定的な意見も批判的な意見も遠慮なく貰えますと嬉しいです!(誹謗中傷はダメです)もちろん応援していただけた方が嬉しいですが…笑
また、表には出せていませんが裏で色々企画を進めまくっておりますので、見捨てずお待ちいただけますと幸いです…!
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