A.B.C-Zの橋本良亮が2月27日、都内で行われた「連続ドラマW 坂の上の赤い屋根」完成披露試写会に共演の桐谷健太、倉科カナ、蓮佛美沙子、村上正典監督と共に出席。死刑囚を演じる上で苦労したことを明かした。
本作は人間の心の暗部を描くイヤミスの名手の一人、真梨幸子原作のドラマ。物語は、新人作家が18年前の“女子高校生両親殺害事件”をモチーフにした小説企画を、出版社の編集者に持ち込んだことから始まり、やがて登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実が明らかになっていく。
橋本良亮、死刑囚役で1カ月半で13キロ減
死刑囚の大渕秀行を演じた橋本は、13キロの減量をして撮影に挑んだと告白。「減量はすごく大変でした」と振り返り、「撮影の1カ月半前くらいに『こういうドラマがありますよ』って聞かされたんです。マネジャーさんから『死刑囚役。痩せてください』って(笑)」と回顧。どのくらい痩せればいいのかと相談すると「結構減量しないとまずいかも」という答えが返ってきたそうで、橋本は「1カ月半で間に合うかな?ってちょっとドキドキしていたんですけど、なんとか1カ月半で13~4キロ落とすことができました」と語った。
大渕は“欠点がないようなきれいな顔”と表現されることがあるというが、橋本は「正直プレッシャーとの戦いでした」と告白。「大渕の役ってすごくサイコパスというか。感情をむき出しにするし、だけどどこかで優しさがあったり。そういった芝居と僕はずっと戦ってました。どういう気持ちでやればいいんだろう?って」と役を演じる上での苦労も打ち明けた。
グループ加入時のエピソード明かす
「過去が現在にポジティブにつながっているエピソード」を発表する場面では、A.B.C-Zはもともと4人グループで自分は後から入ったと説明し「入ったときに『2週間後に横浜アリーナでライブがある』って聞かされて。入ったばかりなので元のA.B.C-Zの曲をそんなに分からなかったし、踊りも全然知らなかったんです」と述懐。
「だけど、1日で15曲覚えました。振り付けを覚えて、曲も自分のパートを覚えて挑みました」と当時を思い返し「それがあったからこそ、『これができるから後のことは絶対にできる』って思いながら毎日やっていました」と明かしていた。
◆取材・文=山田果奈映