「偶然見つけたハル」ペク・ギョン役のジェウクがテオを好演
「偶然見つけたハル」でのニヒルなイケメン高校生ペク・ギョン役や初主演ドラマ「ドドソソララソ」でのツンデレ主人公・ジュン役で立て続けに注目を集めてきたジェウクが、表向きは理性的、だが内面では人殺しの父を見返すという強烈な野心を燃えたぎらせるテオのキャラクターを好演している。
一方、イナはカンオグループ会長である実父に“認められたい”思いを持って生きる青年。父親への強烈な復讐(ふくしゅう)心を支えに生きるテオに感化され、心すさんだ“いじめっ子”から一転、本来の明るい性格も取り戻し「会社を乗っ取りトップに立つ」という野心に向き合っていく。U-KISS出身のジュンことジュニョン演じるイナは陽と陰、善と悪が共存する複雑なキャラクターだ。
テオ&イナのサバサバした友情が心地いい
そんな2人の関係性は、複雑な背景を除けば高校生男子の友情そのもの。教室で「テオの父親が殺人犯だ」とうわさが広がってもイナは「それが?」と一蹴し、屋上で一つのイヤホンを分け合って音楽を聴くなど、距離を縮めていく。
最初にイナが「友達に…」と言いかけた時には「断る」と即答したテオなのに、翌日にはテオから「友達になろう」と提案。イナが「イヤだね。今さらなんだよ」と口をとがらせると「というより“パートナー”だな」と、互いの野心のため手を組むことを持ち掛ける。テオを信頼し甘えた顔も見せるイナと、一見ちょっと冷たいくらいにサバサバしているが実はイナに対しては心を許しているテオ。ほほ笑ましく心地いい、そんな2人の関係性が大学へ進学しても続いていく。
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