荒木宏文「好きだからこその暴走が起きぬよう気をつけたい」 舞台『ACCA13区監察課』
8月18日(金)にオノ・ナツメによる漫画原作の舞台『ACCA13区監察課』の、追加キャスト、公演スケジュールが発表された。
「ACCA13区監察課」は、月刊「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)に連載され、2017年1月にTVアニメ化(TOKYO MX ほか)もされたオノ・ナツメの大人気マンガ。王国内を視察して廻る監察課局員・ジーンを主人公に、背後で巨大な陰謀が企てられていく組織群像エンターテインメント作品だ。
13の自治区に分かれた王国にある巨大統一組織“ACCA(アッカ)”。各自治区に不正がないか視察する監察課副課長のジーン・オータスは「もらいタバコのジーン」の異名を持つ組織きっての“食えない男”。そんなジーンのまわりに不穏な噂が流れはじめ、国を揺るがす陰謀に巻き込まれていく…。
安月給のACCA局員が手に入れられない高額課税のタバコを常にふかす謎多き男、ジーン・オータスを演じるのは、確かな演技力と独特の存在感を持つD-BOYSの荒木宏文。フリーの記者をしているジーンの友人で物語のカギを握るニーノを演じるのは、日本とアメリカを拠点に活動し、豊かな表現力で観客を魅了している丘山晴己。
8月4日に舞台化が発表されたが、この度公演スケジュールも決定。品川プリンスホテル クラブeXにて11月3日(金・祝)から11月12日(日)まで、全15公演を予定する。また追加キャストも解禁。
新たに発表になったACCA5長官には、存在感のあるベテラン役者が集結。ACCA5長官の中でも重要な役割を果たすリーリウム役は、THE CONVOY SHOWの主宰者で2.5次元作品初挑戦となる今村ねずみ。同じくグロッシュラー役は、舞台のみならずナレーションなどでも活躍する実力派俳優の鈴木省吾が演じる。また、2.5次元作品でも活躍している平川和宏がスペード役、鷲尾昇がパスティス役、伊藤明賢はパイン役に扮する。さらにACCA本部長モーヴ役には、元宝塚歌劇団男役スターで高い演技力と華やかさを持つ蓮城まことが決定。
主演を務める荒木は「ジーン・オータス役を演じられる事、とても光栄に思います。ですが、同時に大きなプレッシャーも感じています。原作のオノ先生はもちろん、読者の皆さん、アニメで声をあてられた声優の皆さん、視聴者の皆さんのACCAに対する想いはとても強いと思います。なぜなら私自身、ACCAが好きで同じ想いだからです。自分がやると決まった時、正直、好きだからこその不安などもたくさんありました」と告白。
続けて「でも、ネガティヴな感情よりも、好きだからこそのACCAに携われる喜び。皆さんと同じように“漫画、アニメを大切にしたい”という気持ちの自分が舞台を作れる幸せ。そんなポジティブな感情が優っています。好きだからこその暴走(笑)が起きぬよう気をつけながら、キャスト、スタッフ一丸となって精進して作り上げたいと思っています。舞台『ACCA13区監察課』楽しみにしていて下さい」と熱い言葉を寄せる。
またニーノ役・丘山は「ジーンの悪友であるニーノ。彼は二つ、三つの顔を持つ謎の多い人物で、本作のストーリーにおける重要なキーパーソン。ニーノは感情を表に出さないタイプですが、僕はどちらかというと感情をストレートに出して、言葉で伝えてしまうタイプ。自分と真逆のニーノは、今まで演じたことのない役柄で、そんなニーノを演じられることも嬉しく、彼の魅力を劇場にお越しくださる皆さんに届けられるようにしたいです。皆さんとお会いできますこと楽しみにしております」と投げかけた。
2017年11月3日(金・祝)~12日(日)
品川プリンスホテル クラブeXにて上演
原作=オノ・ナツメ(掲載 月刊「ビッグガンガン」スクウェア・エニックス刊)
脚本・演出=石井幸一(一徳会/K・A・G)
©オノ・ナツメ/SQUARE ENIX・ACCA製作委員会
©舞台ACCA製作委員会