Nissyこと西島隆弘が、3月12日に自身のInstagramでライブ配信を行い、令和6年能登半島地震で被害を受けた石川・輪島の門前町で、炊き出しと支援物資を届けるボランティア活動を行い、現地で感じたことや聞いたことを報告した。
Nissy、石川・輪島の門前町の現状と被災者の不安を報告
ライブ配信冒頭には、“Nissy”としてデビュー10周年を記念した会員限定イベント「10th Anniversary LIVE VIEWING TOUR 2023 -Nissy Meets You-」会場内に設置した「令和6年能登半島地震 緊急支援募金」募金箱に寄付いただいたファンの方に、感謝の気持ちを述べたNissy。
自身が実際に被災地へ行き、「今回の地震は半島で起こった地震なので、各地からの援助がなかなか難しかったみたいです。ただでさえ主要道路が少ない中、その主要道路さえも土砂崩れなどで遮断されている状況が続き、2カ月経った今でも倒壊した家などがそのまま残っており、長期的な支援が必要だと感じた」と現在の状況を報告。
また、「衝撃的だったのは、物資を届けに行った際に現地の方に『忘れられてなかったんだね』という言葉をかけていただいたこと。報道は減ってしまったが、生活状況が変わっていないことに不安を感じていた方が多くいる」と、被災地の方の不安を伝える場面もあった。
ボランティア活動をするときは、自分で最新情報を調べてほしい
また、炊き出しを行った理由を「被災した住民の方が自ら炊き出しを行うことが増え、大きな負担になっているとうかがった」と説明し、「9日に炊き出しのご飯を届けに行った避難所の1つは、9日にやっと通水したが、まだ飲み水として使えないものだった。通水している地域の中でも、震災の影響により配水管が故障していることで、結果的に水が使えず、震災から2カ月以上経った今もお風呂に入ることができない方もいる」という状況も説明した。
今後、ボランティア活動を行いたい方へは、「分からないことは電話などで現地の方に問い合わせるのではなく、行く前にご自身でネットなどで最新情報を調べ、ボランティア保険に加入したうえで行動して欲しい」と呼びかけた。
さらに、現地に行くことが難しく物資支援をしたいという方へは、「ボランティア団体のホームページなどに、現地が今必要としている物資がリストアップされている場合もあります。ただ、必要なものは日々変わっていくので、リストに記載されている必要数以上を送ることはしないようにして欲しい」と伝えた。
最後は、被災者の方へ「心からの気持ちを込めて、引き続き支援していきたいと思っています」という言葉で結んだ。