“女王シリーズ”で主婦層の共感を集め、ドラマはどちらも高視聴率を獲得。ナムジュは“視聴率女優”と呼ばれ、主役を張れる実力派女優としての地位を確立した。
2018年の主演ドラマ「ミスティ~愛の真実~」は、コメディーだった“女王シリーズ”とはガラリと雰囲気を変え、シリアスなラブサスペンス。この作品でナムジュは、トップキャスターから一夜にして殺人事件の容疑者になってしまう主人公コ・ヘランを演じた。その熱演は大きな話題となり、ドラマ出演者話題性ランキングで7週1位を獲得。「第54回百想芸術大賞」で2度目の同賞テレビ部門・最優秀女優賞を受賞し、あらためて演技力の高さを証明してみせた。
“ジェットコースターのような”壮絶なキャラクター
そんな「ミスティ」から6年、MBCドラマとしては「逆転の女王」から13年。ナムジュが主演を飾っているのが「ワンダフルワールド」だ。
「ワンダフルワールド」は、愛するわが子を突然失った主人公スヒョン(ナムジュ)と、彼女と同じ痛みを抱えて生きる青年ソンニュル(チャウヌ)が出会うことから巻き起こる出来事を描くヒューマンサスペンス。
スヒョンは、心理学教授であり人気作家として華やかな生活を送っている。だが夫と息子と3人で幸せに暮らしていたある日、愛するわが子・ゴヌが突然事故に巻き込まれ、死んでしまう。現実を受け入れることができず苦しみ、絶望するスヒョン。ゴヌを轢いた加害者の心ない言葉に怒りを抑えることができず、自ら加害者を殺害する。
ナムジュ自身も「強い母性愛があって、ジェットコースターのような人生を生きる人物」と語る、壮絶なキャラクター。ゴヌの死を受け入れられないぼうぜんとした表情や、加害者への憎悪が殺意に変わっていくさまは演技と思えないほどに生々しく、視聴者からも「1時間ずっと泣きっぱなしだった」の声が続出した。
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