櫻井翔主演のドラマ「新空港占拠」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信) の第10話が3月16日に放送され、最終回を迎えた。1月のスタート以来、考察でSNSをにぎわせていた本作。真の“山猫”の正体が明かされ、空港占拠事件は終わった。だが、予告されていたラスト数十秒の想像以上の展開に驚きの声が上がった。(以下、ネタバレを含みます)
衝撃だった黒幕“山猫”の正体
本作は、2023年に放送された「大病院占拠」(日本テレビ系)の続編。神奈川県初の国際空港「かながわ新空港」を突如として獣の面をかぶった武装集団が占拠。神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井)が再び巻き込まれる。与えられた期限はわずか1日。極限状態で繰り広げられるタイムリミット・バトル・サスペンスとなる。
武蔵の妻で心臓外科医の裕子を比嘉愛未、裕子に接触する謎の男・大河をジェシー(SixTONES)、事件の指揮官を務める神奈川県警刑事部捜査一課特殊班(SIS)管理官・和泉さくらをソニン、武蔵の姉で人質となっている神奈川県議会議員・二葉を奥貫薫が演じる。
悠月(高橋メアリージュン)がリーダーとして率いた武装集団が暴こうとしていたのは、かながわ新空港の裏に潜んでいた新エネルギー物質の利権に絡む黒幕“山猫”の正体だった。最終回では、それが二葉であることが明らかになった。
衝撃を受けつつも事件は幕引き――、だが、まだ終了まで数分。何かあるはずだ、と視聴者もソワソワしたのは、前回放送後に更新されたあらすじに「最後に訪れる衝撃の十数秒」とあったからだ。
ラストで登場した人物は…
武蔵が裕子、娘と手をつないで横浜の街を歩きだしたシーンから転換すると、その横浜を見下ろすビルの屋上にいる1人の人物の後ろ姿が映し出された。
そのバックに流れた警察の通信指令室の情報によれば「神奈川拘置所に起訴拘留中の被告人が逃走した」とのこと。そして男がケータイで誰かと話し始める。「ありがとうございました。助けていただいて」。
その声にピンときた視聴者も多かったかもしれない。電話を終えた男がコートのフードを脱ぎ、露わになった顔は、かつて病院占拠を起こした武装集団のリーダー、“青鬼”こと大和耕一(菊池風磨/Sexy Zone)だった。