世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2024」が、3月24日に東京・東京ビッグサイトで開催され、ディズニープラスブースにて「コードギアス 奪還のロゼ」ステージイベントを実施。ロゼ役の天崎滉平、アッシュ役の古川慎、監督の大橋誉志光、谷口廣次朗プロデューサーが登壇した。
ディズニープラスのスターでは、6月下旬より「コードギアス」シリーズの新作「コードギアス 奪還のロゼ」全12話を世界独占配信。ロゼとアッシュの兄弟が繰り広げる“奪還”の物語が展開される。さらに「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」「コードギアス 反逆のルルーシュ II 叛道」「コードギアス 反逆のルルーシュ III 皇道」「コードギアス 復活のルルーシュ」の4部作も4月26日(金)から配信されることが決定。予想を裏切るストーリー展開と圧巻でスタイリッシュなロボットアクションが魅力的な「コードギアス」シリーズを堪能できる。
新作は一度見たらハマる中毒性が
同作は、全4幕の構成で劇場でも上映。第1幕は5月10日(金)から公開される。新作の見どころを聞かれた天崎は「『KMF』。(人型ロボットの)ナイト(Knight)メア(Mare)フレーム(Frame)がホントにかっこいいんです」とフリップで回答。高校生に戻ったような感覚で楽しめます。そして、このアルファベットのもう1つの意味はK(きっと)M(見たら)F(ファン)になる!」と、ドヤ顔で力説した。
古川の回答は“新”。「新しい歴史のページが増えますし、これまで積み重ねてきたものを見ていると『フフッ』ってなる場面も多い。好きなシリーズが1個でもある方は楽しめると思います」と、シリーズものならではの楽しみ方を提示した。
その流れで大橋監督も“時代性”をアピール。「これはシナリオを書く時に意識していること。今、コードギアスを作る意味を常に考えています」と創作秘話を明かした。
「ギアス」は弱点があるから面白い
“もし「ギアス」(特殊能力)を手に入れられるなら?”というトークテーマでは、天崎が「世界中どこにでも一瞬で行ける『自由の扉』が欲しい」と希望。これは、いろいろな扉を“自由の扉”に変えられる能力で、扉がない部屋に入ってしまったら身動きが取れないという弱点が。天崎は「ピンチに陥った時にそれをどう応用していくのか。ギアスは弱点があるから面白い」とギアスの魅力を語った。
古川が欲しいギアスは“オレの声中毒”。「俺の声を聞いた人は、また無性に聞きたくなる。これは対人関係や面接など、あらゆる場面でプラスに。私の場合はオーディションの時に『古川の声をもう一度聞きたい』となるから仕事が絶えない。世界中からモテモテ状態に。ただ、このギアスの弱点は声を出すたびにそういう状態になるから恐らくプライバシーがなくなります(笑)」と話し、会場の笑いを誘った。
◆取材・文=小池貴之
※天崎滉平の「崎」は「タツサキ」が正式表記