犯人からの指示「世に出してはならない小説だ。結末を変えろ」
先ほど運ばれてきた受刑者を思いつめた表情で見つめるイ・スヨン。「苦しむ人の声が聞こえる」少年の瞳には、過去に主治医であるイ・スヨンの夫を受刑者が殺害した時の様子が映像として映る。
そして受刑者に恨みを持つスヨンの心情を察知。受刑者を殺害しようとしていたイ・スヨンを、少年が自らの力を活用し、犯行を防ぐことに成功した。
そんな少年の感動的なシーンの裏でドンジュは、突然かかってきた犯人からの電話で「世に出してはならない小説だ。結末を変えろ」という妙な指示を受ける。犯人と小説「神は死んだ」には、一体どのようなストーリーが隠されているのか。小説の作者は少年ではなく、犯人だったのだろうか。類似の殺人事件発覚や“結末を変えろ”という犯人からの要望で、サスペンス要素も期待できそうな3話以降の展開も目が離せない。
◆文/奥村百恵