松田るかが感じた伊野尾慧の印象は「素直」
また、松田は伊野尾の印象について「伊野尾さんの素直さみたいなところが、ジャックにすごくいい作用を与えてるなと思ってます。ジャックは全体としてウソが一個もないなって思っていて、常に100パーセントで全力でぶつかっていくジャックの良さに、伊野尾さんの素直さが上に乗ることで、より魅力が増幅していると感じています」と語ると、「全然素直じゃないよね、俺」と返す伊野尾。
それに対して松田は「素直ですよ。本当に皆さんの意見を絶対聞く。分からなかったら『ごめんなさい。ここが分からなくて』と演出のゆうなさんや色んな人に聞きに行ってて。それをちゃんと聞き入れてお芝居に反映されるので、素直だなと思いました」と伝え、伊野尾は記者に向かって「書いておいてください!素直だ、って」とニッコリ。
岸祐二と話すと堂本光一が見えてくる?
続けて岸は「それだけじゃなくて、俺がるかちゃんと稽古のことについて話してると、ちょっと横目で見てて、『何話してたんですか』って聞くぐらい興味津々です」と伊野尾の様子を暴露。伊野尾は「ミュージカルを全然知らなくて。恥ずかしながら作品自体もあまり見たことが無くて。岸さんの出演されていた『チャーリーとチョコレート工場』を見て勉強させていただきました」と明かす。
『チャーリーとチョコレート工場』の主演を務めたのは堂本光一。岸は「チャーリーの時に光一くんと事務所の方と一緒に食事をさせていただく機会があって、その時に次伊野尾をよろしくお願いしますっていう話をいただきました」と話し、伊野尾は「岸さんがいろんなお話をしてくれるんですけど、僕があまり聞いてないと『おい、光一に言うぞ』とか、ちょこちょこ光一くんの名前が…。意外と岸さんを見てるようで、岸さんの後ろにぼんやり見える光一くんを見てる」とコメントし一同を笑わせた。
ジャックの母親で幽霊役の霧矢は「私の役柄としてはすごく突き放すような母親というか、脅すようなことばっかり言うんですけど、本当に(伊野尾に)愛情のかけがいがある」と語る。普段から伊野尾に対してアドバイスをしているようで、伊野尾は「ジャックとベッツィがカップルっていうことで、二人の距離感だったりとか、イチャイチャしてる雰囲気とかを霧矢さんが見て『まだダメ!カップルに見えない!もっと!もっと!』みたいな。見せ方とか二人の佇まいをすごい色々アドバイスしてくださった。『ちゃんとリードしなさい』とか。そういうエスコートしてる僕にも注目していただけたらなと思ってます」とアピールした。
◆取材・文・撮影=水沢あすみ
※高木雄也の「高」ははしご高が正式表記