サラリーマン・三上悟がスライムのリムル=テンペスト(CV:岡咲美保)として異世界に転生、さまざまな種族が共に暮らせる理想の国作りに奮闘する「転生したらスライムだった件」(毎週金曜夜11:00-11:30ほか、日本テレビ系ほか/ABEMA・ディズニープラス・TVerほかで配信)。2021年以来となるTVアニメシリーズ第3期では、「魔王達の宴(ワルプルギス)」を経て正式に魔王となったリムルの元へ、魔物を敵視する神聖法皇国ルベリオスの聖騎士団長・ヒナタ(CV:沼倉愛美)が訪れる「聖魔対立編」が描かれる。第49話(第3期1話目)は、ディアブロ(CV:櫻井孝宏)がファルムス王国へ仕掛けた工作をリムルに報告する「悪魔と策謀」。(以下、ネタバレを含みます)
ついに始まった第3期、シリーズファンにもお馴染みのやり取りも
「魔王達の宴(ワルプルギス)」でクレイマン(CV:子安武人)を倒し、晴れて八星魔王(オクタグラム)のひとりとなったリムルは、ほかの魔王たちと食事会を楽しんだのち、自身が治めるジュラ・テンペスト連邦国へと帰還する。温かく出迎える住民たちだったが、そこにはファルムス王国で内部工作を行なっているはずのディアブロも駆けつけていた。さらにディアブロはヴェルドラ=テンペスト(CV:前野智昭)から「魔王達の宴(ワルプルギス)」で起こった一連の顛末を前もって聞いているなど、あいかわらずのリムルファーストなのであった。
第2期のクライマックスでは緊張感の溢れる「魔王達の宴(ワルプルギス)」がたっぷりと描かれたこともあり、テンペストへ戻っての日常描写はとても久しぶりな感覚で、なんだかほっこりとする。リムルの第一秘書の座を巡ってライバル関係にあるディアブロとシオン(CV:M・A・O)の小競り合い、嘘が付けず、プリンを取り上げられてイジけるヴェルドラなど、シリーズファンには馴染み深いやり取りが描かれており、改めて2年半ぶりに「転スラ」が帰ってきたと実感する。激しいバトルももちろん見応えがあるが、やはり本作の軸となるのは平穏な日常シーンや丁々発止の会議シーンであることは間違いない。ちなみに、ディアブロがヴェルドラから3回分のおやつを対価に情報をもらっていたというくだりは各配信サイトで配信中の第48.5話「閑話:ディアブロ日記」でのやり取りのことを指している。単純なヴェルドラをおだてつつ情報を聞き出し、毒を吐くことも忘れないふたりの掛け合いはコメディ感抜群で、第2期の振り返りも兼ねているので、もし未視聴なのであれば、今からでもぜひチェックしておこう。
▼ABEMAで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://abema.tv/video/title/420-11
▼Disney+で「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/that-time-i-got-reincarnated-as-a-slime
▼TVerで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://tver.jp/series/sr2yjt82l0