次世代を担う新人美少女声優発掘オーディション「美声女ヒロイン2024」の最終審査が4月13日に都内で行われ、京都府出身の18歳・cotoさんがグランプリを受賞。授賞式では、厳しい審査を勝ち抜いてきた思いや今後の抱負などを語った。
7人のファイナリストたちが「最終審査」で激突
二階堂ふみ、山本舞香、黒島結菜らを輩出した「美少女図鑑」が、マルチに活躍するタレントを目指す“美声女”の新たな魅力を発掘するために開催した新人美少女声優発掘オーディション「美声女ヒロイン2024」には、全国各地から多くの応募者が参加。約600人の中からさまざまな審査を勝ち進んだファイナリスト・7人が最終審査に臨んだ。
お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世や「@JAM」総合プロデューサーの橋元恵一氏、国民的アイドルの楽曲を数多く手掛けるクリエーターの櫻井純気氏ら5人が審査員として参加。愛媛県観光大使にも任命されているたけやま3.5のボーカルで声優の武田雛歩がMCを担当した。
ファイナリストとして登場した、りのさん、春風めりんさん、ふわりさん、ユリナさん、cotoさん、高橋知沙さん、パルタルさん(※エントリー順)の7人は、最終審査で課題演技と歌唱パフォーマンスを披露。グランプリを目指し、自己紹介でも自分の持ち味を存分にアピールした。
山田ルイ53世が「全員売れる」と絶賛!高橋知沙さんとユリナさんが特別賞
審査員の山田が「審査員一同、頭を抱えて悩んだ」という最終審査を勝ち抜き、見事グランプリに選ばれたのは京都府出身の現役大学生・cotoさん。演技の審査ではせりふが飛んでしまい、歌唱の時も「あ、もう終わった…」と諦めかけていたというcotoさんは「驚き過ぎて言葉が出ないくらいうれしい。今まで頑張ってきたことが実ったのかなと思います」と、受賞した率直な思いを明かした。
オーディション中は家族をはじめ、いろいろな人が応援してくれたとか。「配信をしていた時は『話すペースが早い』『面白くない』とか、割と厳しい意見が多かったです(笑)。配信初心者だから関西弁バンバンで、ゲラ出しまくりだったんですけど、こんな私を支えてくださってありがとうございました」と、心から感謝の気持を表した。
現在、18歳のcotoさんが目指しているのは声優と舞台女優。「声優というイメージがないかもしれないですけど神田沙也加さんが憧れの存在。いつかミュージカルに出たいです」と目を輝かせた。
なお、グランプリのcotoさんにはOBCラジオ大阪で放送中の「河内美里 美波わかな 加藤里保菜 の22時からひそひそ話」内でのオリジナルストーリーラジオドラマに出演できる特典が。
また「楽曲制作賞」に選ばれたのは福島県出身の18歳・高橋さん。特典のオリジナル楽曲を提供する審査員の櫻井氏から「声そのものがいい」と絶賛された高橋さんは「演技は緊張してしまって最初からやり直すことになったんですけど、歌も全力で頑張ろうと思って最後まで歌い切ることができたので本当にうれしいです」と、とびっきりの笑顔を見せた。
さらに、OBCラジオ大阪で放送中のアニメラジオ関連番組枠「V-Station」に出演できる「ラジオ番組出演賞」を受賞したユリナさんは「前回参加した時に一緒に戦ってくれた人たちやその時のリスナーさん、今回新しく応援してくれたリスナーさん、みんなで勝ち取れた賞だなと思います」と感激。
審査員の山田は「自分も若い時からネタ見せや賞レースなどで、受かったり落ちたりを何度も経験してきました。今回、審査をする立場になって、皆さんのレベルがものすごく高いなと。おそらく全員売れます!」と太鼓判を押した。
◆取材・文=小池貴之