俳優の大泉洋が、4月13日に都内で開催された映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜郭(みちしるべ)」公開記念舞台あいさつに、声優の高山みなみ、山崎和佳奈、山口勝平、堀川りょう、宮村優子と共に登場した。
映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜郭(みちしるべ)」あらすじ
同作品は、アニメ「名探偵コナン」(毎週土曜夜6:00-6:30、日本テレビ系)の劇場版シリーズ27作目。
北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッド(山口)から新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという内容の予告状が届く。一方、高校生探偵・服部平次(堀川)、コナン(高山)らも偶然、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れており、犯行予告当日にキッドと対決することになる。
大泉洋がぼやいて祝福「平日から何やってるんですかねぇ。働きなさいって!」
舞台あいさつでは、大泉が山口の物まねを披露して「次回作から(キッド役を)狙ってます」とコメントして笑いを誘った後、「川添善久役を演じさせていただきました、大泉洋でございます」とあいさつ。
司会者から公開1日目で観客動員数63万人、興行収入9.6億円を突破し、シリーズ歴代ナンバーワンヒット作の前作対比で112%を記録したことが発表されると、登壇者たちは驚きながらも「ありがとうございます」と感謝しきり。
高山が「昨日って金曜日じゃない?平日だよね」と目を丸める一方、大泉は「平日から何やってるんですかねぇ。働きなさいって!」とぼやいて爆笑をさらいつつも、「初日だけで63万人ですか…。驚きます。普段実写の映画に出ている俳優にしてみましたら、興行期間中の目標が『なんとか10億を目指したいな』という感じなのですが、コナンくんは1日で!」と感心していた。
大泉洋が公開オーディションに挑戦
また、怪盗キッド役を狙う大泉がアフレコに挑戦することに。大泉は「公開オーディションということでやらせていただければ!」と鼻息を荒くし、お題である「日本の皆さん、ショーの準備は整いました。4月12日より皆さまのハートをいただきに参上いたします。怪盗キッド」という文章を山口に似せて読み上げるが、観客の評価はいまいち。
そこで、コナン、平次の順で声まねしていくと、平次のまねが好評を得る。気を良くした大泉は「(狙うべきは)平次か!平次だったんだ。次回作は平次でいかせていただきます!!」と高らかに宣言した。
そんな中、大泉に原作者の青山剛昌氏からサプライズプレゼントとして川添善久のイラストとサインが描かれた色紙が贈られた。すると、大泉は「やったー!めっちゃうれしい。青山先生、ありがとうございます。やっぱり僕、善久で」とすぐに手の平を返して、会場を沸かせた。
◆取材・文=原田健