アイドルグループ=LOVE(イコールラブ)が、自身初となるアリーナツアー『=LOVEアリーナツアー2024「Tell me what's more than "LOVE"」』(全3都市8公演)のツアーファイナル公演を東京・有明アリーナで開催。各公演約1万人を動員し、ツアー全公演で約5万人が来場した大規模なアリーナツアーとなった。
センターステージで歌うメンバーに大量の桜の花びらが降り注ぐ
ライブはハードロックチューン「Junkies」で勢いよくスタート。花道を駆け抜けてセンターステージに移動したメンバーが会場の全方位に向けて「We are the イコラブ」と力強く歌うと、観客は一体感のある声援でそれに応えた。さらに=LOVEは高く上昇するセンターステージの上でキレ味鋭いダンスを踊ったり、場内を巡るトロッコに乗って会場中に笑顔を振りまいたりと、アリーナツアーならではの大規模な演出とともにパフォーマンスを展開する場面も。
ユニット曲のコーナーは大谷映美里、佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏による大人びた恋愛ソング「どこが好きか言って」で幕開け。4人は椅子を使ったしなやかな振付に合わせ、しっとりとした歌声を響かせた。続いて姉妹グループ≠MEのユニット曲のカバーが披露され、レアなステージに客席から興奮の色がにじんだ歓声が上がった。このブロックの終盤、ファンから人気の高い≠MEの楽曲「君はスパークル」を佐々木がソロで熱唱すると、その歓声はより一層大きなものになった。
ユニットコーナーの最後には、齋藤樹愛羅が自身のソロ曲であるダンスナンバー「Kiara Tiara」を披露し、ガールクラッシュ感の強いクールなパフォーマンスで会場を魅了。この流れのまま、最新シングル「呪って呪って」の収録曲で、佐々木をセンターに据えた「誰にもバレずに」などのシリアスな世界観のナンバーで観客を圧倒した。また、最新シングルからは齋藤がセンターを務める切ない卒業ソング「君の第3ボタン」もセットリストに。センターステージで歌うメンバーに大量の桜の花びらが降り注ぎ、幻想的な光景が広がった。
高松瞳「みんなの歓声とペンライトの応援がすごすぎて…」
公演後半は超絶技巧の生バンドをバックにしたパフォーマンスを披露。最初に披露されたのは、野口がセンターを務める最新シングルの表題曲で、「呪うことで私のことをより深く愛してほしい」と願う”ダークな究極のラブソング”「呪って呪って」。バンドが奏でるジャジーなサウンドに乗せ、メンバーはマイクスタンドを用いたステージを展開した。
デビュー曲「=LOVE」の曲中には、リーダー・山本杏奈が「これからもずっとイコールな関係です。みんな、大好きだよ!」と客席に向けて叫び、それに合わせて銀テープが盛大に放たれる。続く「探せ ダイヤモンドリリー」ではメンバーがセンターステージから客席にマイクをかざし、一緒に歌うように笑顔で促すと、観客の歌声が会場中に響き渡った。
アンコールでも熱量の高いパフォーマンスを続けた彼女ら。高松瞳は「みんなの歓声とペンライトの応援がすごすぎて、幸せになりながら全部出し切れました!」と笑顔を見せた。そして彼女たちがフィナーレの楽曲へ移ろうとした瞬間、会場のスクリーンに突如として特報映像が。9月7日(土)に自身過去最大規模のキャパシティとなる神奈川県・Kアリーナ横浜でデビュー7周年記念コンサートが開催されることが発表された。この知らせを受けて観客は大きく高揚。 メンバーも驚きの声を上げた。
会場全体と喜びを分かち合った=LOVEは「この空がトリガー」を歌唱してステージをあとにするも、その後再び観客の前に姿を現し、ダブルアンコールへ。大ボリュームとなったファイナル公演のラストを飾ったのは、目標に向かって突き進むことを歌った決意表明のナンバー「笑顔のレシピ」。パフォーマンスが終わると、この曲でセンターを務める山本は「10人全員で完走できたね!」と声を弾ませつつ、初のアリーナツアーを無事に終えられた安堵からか感極まった様子を見せていた。
※高松瞳の「高」は正しくは、はしご高。
エイベックス・ピクチャーズ株式会社
発売日: 2024/03/27