釜屋すずめの強烈キャラが炸裂、「部長」の大変さも伝わる一件に
サンライズフェスティバルへ向けて練習中の吹奏楽部。久美子は、釜屋つばめ(CV:大橋彩香)の妹、釜屋すずめ(CV:夏川椎菜)に呼び止められる。すずめは、フェスティバルでのつばめの担当が旗係(カラーガード)であることに不満を持ち、久美子に直談判する。すずめは自分の意見が言えない性格の姉に代わって進言したつもりだが、実際にはつばめは自分の意思で旗係を希望したのだった。つばめ本人から説明を受け、ようやく自分の早とちりに気づいてこの件は落着するも、久美子は深いため息を漏らすのだった。
すずめの強烈なキャラクターが炸裂したシーン。明るく元気な性格なのは間違いないが、大好きな姉のためなら部長の久美子にも物申すほどに猪突猛進。すずめの暴走についてはSNSでも「これはまた厄介な妹だな」「すずめ、全然反省してないw」などのコメントが集まっていた。またここは、90人もの部員を率いる「部長」の大変さもヒシヒシと感じるシーンでもあった。久美子のため息に思わずシンクロしてしまった視聴者も多かったに違いない。
選曲が一致して、久美子と麗奈の絆は安泰!
帰り道、おなじみの川沿いのベンチに座る久美子と麗奈。滝先生から意見を求められた自由曲について、悩んだ末に久美子が選んだのは「一年の詩〜吹奏楽のための」だった。それを受けた麗奈がスマホの再生ボタンをタッチすると、そこから聞こえてきたのは、まさに「一年の詩〜吹奏楽のための」だった。久美子と同じ曲を選んでいた麗奈は、どこか得意げな顔で「だから言ったでしょ」と微笑むのだった。こうして今年のコンクールの自由曲は決定。部員たちの前に立った麗奈は「全国金、取りにいきます!」と、高らかに宣言する。
真由やすずめといった新キャラクターに振り回されつつも、最後は久美子と麗奈のしっとりとした描写で締めくくられた。麗奈のスマホから「一年の詩〜吹奏楽のための」が流れ始めてからの画はとくに出色で、ふたりの顔が夕日に照らされたかと思うと、盛り上がっていく音楽とともに、街全体が一気に輝きを増していくというなんとも美しいシーンに仕上がっている。ちなみに、今回流れた「一年の詩〜吹奏楽のための」はフルではなかったが、SNSでも「神曲の予感しかない!」「全国大会でこれが演奏されたら絶対に泣く!」と上々の評判だった。オリジナル曲ゆえに既存の音源はないが、しっかりと耳になじませておきたいところだ。さて次回の第三回「みずいろプレリュード」は4月21日(日)放送予定。期待して待とう!
■文/岡本大介
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