乃木坂46・山下美月が、4月23日に都内で2nd写真集「ヒロイン」(小学館)の発売記念記者会見に登場した。
同作品は、5月11日(土)、12日(日)に東京ドームで行われる卒業コンサートをもって乃木坂46を卒業する山下が、「アイドルとしての集大成」をテーマにアメリカ・ロサンゼルスで撮り下ろしたこん身の1冊。ロサンゼルスならではのハッピー感あふれる水着カットから、大人っぽい表現力を増したランジェリーショットまで、アイドル卒業を控えてやりたかったこと全てを詰め込んでいる他、本人執筆の1万2000字超のエッセーも収録されている。
こん身の力作はわが子のよう
会見に登場した山下は、写真集発売に関して「1st写真集も同じ『CanCam』編集部から出させていただいて、本当に大信頼のチームなので『何の心配もないな』と思いつつ、前回を超えるようなよりパワーアップしたものをお届けできたらいいなと思って、わくわくもしていましたし、期待に応えられるかなみたいなプレッシャーも少し感じました」と初めて聞いた時の感想を告白。
さらに、作品について「わが子のようですね。温かい気持ちになります。本当に時間をかけて、たくさんの方のお力添えの下で作った大切な1冊なので。今回、自分自身でたくさん考えさせていただいて、会議室にこもって日々奮闘という感じだったので、皆さまの元にお届けできる日が来てほっとしています」と述懐した。
山下美月「残せるものをちゃんと置いていきたい」
また、撮影について「乃木坂46に加入して初めて袖を通した衣装でロスの街を歩いたり、劇場をお借りして踊っている風景を撮影していただいたりとか、写真集で乃木坂46の衣装を着るっていうのは、他のメンバーもやっていないことだと思うので、すごくこだわったところでもありますし、思い出にもなりました」と振り返った。
そんな中、卒業を控えた現在の心境について「なかなか実感が湧かない日々なんですけど、東京ドームで卒業コンサートを開かせていただけるのは支えてくれるファンの皆さまのおかげだと思っているので、自分の全てを詰め込んだライブにしたいなと思っています。アイドルとして、ファンの皆さんにも、乃木坂46のメンバーにも、残せるものをちゃんと置いていきたいなと思っているので、残りの時間を一日一日大切にしたいなと思っています」と語った。
◆取材・文=原田健