BE:FIRST「決まっていた」ドームライブ…2年4カ月で有言実行
何度目か分からない「愛してるよ!」の言葉をファンに届けたSOTA
「Bye-Good-Bye」のパフォーマンスが終わり、LEOの「本当終わりたくないね!」という発言を皮切りに、ドーム公演が終わることを名残惜しむ言葉が口々に発せられた後、7人それぞれのMCタイムへ。
RYUHEIは「僕の人生を豊かにしてくれたのは間違いなく周りにいるみんなのおかげだし、こんなに自由さを求めて音楽をやることは今までなかったので、皆さんの愛がすごくうれしいです。皆さんの愛に助けられてます。僕はこれからももっと上を目指す仲間を持っているのでまだまだ頑張ります!」と言って充実した表情を浮かべた。
SHUNTOは満面の笑顔で「最高の宝物をありがとうございます!」と言っておじぎ。「あっという間にオーラスに来ちゃったね。毎日この7人とBMSGのみんなと過ごしてて宝物の日々なんだけど、そういうちょっとした宝物もこういう特別な宝物も一つずつもっと増やしていきましょう。もし世界一ってみんなに認めてもらえるようになった時、数字だけで取った1位じゃなくて、俺たちの関係性が世界一だからしょうがないって言わせてやろうぜ!いつまでも愛してます!」とファンへのラブコールで締めくくった。
SOTAは、体を回転させながら何度も「ありがとう」と口にした。「俺今、今までで一番楽しいし、今までで一番ウキウキしてるんだよね。寂しいとか悲しいっていう感情は押しつぶして、もう明日にでもこの最高のメンバーとまた音楽を作って、次はどんな広いところでライブをして、BESTYに会えるかなとか、世界に行ってもまた新しい夢ができちゃうんじゃないかなとか思って。いつまでもこの最高なファミリーでパーティーし続けようぜ!」と言って、何度目か分からない「愛してるよ!」という言葉を叫んだ。
自分の体なんてどうでもいい…RYOKIが見せた決意の表情
MANATOは「BE:FIRSTになってからの方が他のアーティストのステージを見る機会が増えたんだけど、音楽的に楽しめる瞬間が自分としては一番喰らう瞬間。BESTYの皆さんの顔を見てると俺と一緒の気持ちでいてくれてるんだなってことが伝わってきます。ドームに立った瞬間は僕の夢がかなった瞬間でもあり、次の夢が見つかった瞬間にもなりました」とコメント。
さらに、「自分の好きなものを見つけてその場所に行くことが一番充実したことだと思うから、みんなにはマジで感謝とリスペクトしかない。また会えるように僕たちも頑張るから。少し待っててください、っていうのはおかしいかもしれないね」と言って少し照れ臭そうな表情をした後、「すぐに会いに行きます!約束します!」と誓った。
RYOKIは決意を固めたような顔で、「自分の体なんてどうでもよくて。俺が体を止めたら、歌うのを辞めたら、この一瞬がもったいなくなる。俺の心臓が止まるまで音楽と人生捧げてやるよ!それは憧れ?概念?違う。人間対人間だから。一緒にすてきな人生を過ごしていこうよ。いつでも待ってるし、どんな瞬間も来てくれたらもったいなくさせないから!」と伝えた。
オフマイクでメンバーからこの日一番の「ありがとうございました!!」
LEOは「小さい頃は2位になりたいって思うことが多くて勝手に1位に距離を置いてたんだけど、THE FIRSTに出会って、BMSGに入って、日高さんに会って、メンバーに会って、BESTYに会って、順位じゃなくて唯一無二だったりオンリーワンっていうものがあるってことを実感させられてすごく生きやすくなりました」と、目を潤ませた。
続けて、「ちょっとだけでもみんなにとって幸せな瞬間を作るために命がけでこれからも音楽をやっていく。お互い唯一無二の存在でBESTY(“BESTY”には親友という意味が込められている)でいましょう。いつも言わないけど…愛してるよー!!」と叫んで、くしゃくしゃの笑顔を浮かべ腕を突き上げた。
JUNONは感慨深さをにじませながら、「アリーナツアーが始まった時はアリーナすらも大きく感じるほどだったんですが、今やドームに立ってるなんて本当にありがたいし、マジで感謝してます。マジで楽しかった!次はこれよりも楽しくないと満足できないじゃん?だからこれより楽しいものを作ってくんだけど、俺らはマジでうるさいし、マジで自己中集団だけど、その分本当に音楽で恩返ししていくんで、これからもよろしくお願いします!」と口にした。
7人で深々とおじぎをした後、感謝とさらなる未来への思いを込めて「Glorious」を歌った。「Message」を終え、ステージに設置された檻から出てきたバンドメンバーとがっちりハグ。
オフマイクでメンバーからこの日一番の「ありがとうございました!!」が届けられ、エンドロールを挟んでの「Masterplan」。「期待通りじゃ物足りない 想像以上が当たり前 ゴールにはまだ早い」という歌詞に説得力を宿すべく、より研ぎ澄まされた歌・ラップ・ダンスでオーディエンスを圧倒。
BE:FIRSTはまだまだ大きくなる。“次は世界だ”という確信がドームを包み込んだ。
◆文=小松香里