サラリーマン・三上悟がスライムのリムル=テンペスト(CV:岡咲美保)として異世界に転生、さまざまな種族が共に暮らせる理想の国作りに奮闘する「転生したらスライムだった件」(毎週金曜夜11:00-11:30ほか、日本テレビ系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・TVerほかで配信)。2021年以来となるTVアニメシリーズ第3期では、「魔王達の宴(ワルプルギス)」を経て正式に魔王となったリムルの元へ、魔物を敵視する神聖法皇国ルベリオスの聖騎士団長・ヒナタ(CV:沼倉愛美)が訪れる「聖魔対立編」が描かれる。第52話(第3期4話目)は、先週から続く幹部会を通じ、リムルたちが黒幕の正体へと迫っていく様子を描いた「それぞれの役割」。(以下、ネタバレを含みます)
悩めるゲルドを救うリムルの秘策とは?
テンペストでは先週から引き続き、幹部による会議が行われていた。ソウエイ(CV:江口拓也)は、ジュラの大森林における魔物の生態系変化について、大きな変化はないと報告。とは言え魔物発生に備えた対策は必要だと考えるリムルに、ベスター(CV:津田健次郎)が街道に「対魔結界」を施してはどうかと提案。ベスターとカイジン(CV:斧アツシ)は新たに「全自動魔法発動機」を開発しており、一同は街道に出て試作機を体験する。「全自動魔法発動機」とは、大気中の魔素を利用して自動的に「対魔結界」を張り続ける機械で、街道の安全を守りつつ魔物の発生も抑えるという優れもの。さらには、魔法盤を入れ替えることでいろいろな魔法を自動で発動させることもできるなど汎用性も高く、一気に夢が広がるリムルなのであった。
序盤からハクロウ(CV:大塚芳忠)の“鬼ジョーク”が炸裂。森林にソードグリズリーが出没したことを聞き動揺を見せるゴブタ(CV:泊明日菜)に対し、ソウエイが「修行を厳しくしてもらえばよかろう」と追い込むと、ゴブタは「この鬼!」と必死に訴えるのだが、ハクロウは満面の笑みを浮かべながら「鬼じゃよ」と即答。このやり取りにSNSでは「そういや鬼ばっかりだったw」「鉄板の鬼ジョーク!!」などの声があがっていた。ちなみにこのシーンではシオンだけが「妖鬼(オニ)」ではなく「悪鬼(オニ)」と表記されているが、それは彼女が一度死んで復活した経緯があるからで、同じ「オニ」ではあるものの、厳密には違う種族として蘇生されたことの証でもある。また、ソウエイが森林で遭遇したソードグリズリーの危険ランクはAマイナスで、これは「町に甚大な被害が及ぶレベル」と定義されている。ゴブタが新米の派遣を躊躇うのは至極当然で、これはむしろオニたちの感覚が異常であることは補足しておこう。その後もゴブタは終盤まで随所でイジられており、重くなりがちな会議の潤滑油として大活躍だった。
再び会議室へと戻ってきた一行。次にリムルは、ミリムたちの居城のイメージ図を取り出し、それをゲルド(CV:山口太郎)に渡す。それは都市ひとつほどもある巨大な建造物で、その建設をゲルドに任せるという。あまりの大仕事に困惑するゲルドだったが、リムルから「失敗してもまた稼げばいい」と言われ、覚悟を決めて引き受けることに。
このシーンでは、リムルの優しさと有能さが光っている。かねてより人材育成について悩み、落ち込んでいたゲルドのことを案じ、「小さな悩み事は、より大きなやりがいで吹き飛ばす」作戦に出たのだ。もちろんゲルドの能力を信じてのことではあるが、かなり大胆なやり方で、そこにはリムルの優しさに溢れていた。ゲルドが覚悟を決めたのも、そんなリムルからのエールを感じ取ったからに違いない。SNSでも「リムル良い上司すぎる」「これに応えなきゃ漢じゃない」など、リムルへの称賛コメントで溢れていた。
▼ABEMAで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://abema.tv/video/title/420-11
▼Disney+で「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/that-time-i-got-reincarnated-as-a-slime
▼FODで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://fod.fujitv.co.jp/title/11np/
▼TVerで「転生したらスライムだった件 第3期」を見る
https://tver.jp/series/srhf32ewlp