ボーイズグループSUPER JUNIORのドンへ、“ロマンティックコメディの女神”と呼ばれるソン・ハユンがタッグを組んだ韓国ドラマ「オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-」。5月10日(金) 夜11:00よりCS衛星劇場にて日本初放送される。韓国の国民的アニメを題材に“もしキャラクターたちが実在して、大人になっていたら”という挑戦的なテーマと、ドンへ×ソン・ハユンが作り上げる世界観。本記事では同ドラマの魅力を振り返っていく。
レトロと新しい世界観が融合した“ニュートロドラマ”
「大丈夫、パパの娘だから」などの作品で安定した演技力を見せたSUPER JUNIOR・ドンへと、「私の夫と結婚して」の悪役が話題を集めたソン・ハユンが共演する「オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-」。同ドラマは韓国の国民的アニメとしても知られる漫画「14歳のヨンシム」が題材だが、ユニークなことに“アニメ実写化”ではない。
主人公のオ・ヨンシム(ソン・ハユン)は、漫画家である父親が物語の“主人公のモチーフにした”女の子。ドラマでは14歳のときにアニメで描かれた彼女が、20年後の“現実”を歩む姿を描いている。ヨンシムが“ヨンシム”というキャラクターとして描かれたのと同様に、周囲のキャラクターや、できごとは現実のもの。酸いも甘いもある現実の世界を生きるヨンシムたちのロマンスが見どころだ。
アニメの実写化ではない新しい世界観(ニュー)を用いつつ、当時アニメを見ていた世代の懐かしい気持ち(レトロ)を呼び起こす設定。面白い試みを果たした同ドラマは、ニューとレトロを組み合わせて「“ニュートロ”ロマンティックコメディ」として話題になった。
キュートなお調子者だったオ・ヨンシムも30代になり、現在はバラエティー番組のプロデューサーを務めている。物事に全力でぶつかっていくところはアニメで描かれていた頃のままだが、最近は熱意が空回りして仕事がうまくいっていなかった。それでも折れずに一般人を招いた恋愛バラエティーの企画をもぎ取ったオ・ヨンシム。起死回生をかけた大仕事だ。
番組を成功に導くため、話題のスタートアップ企業「キングブリー」の社長へ出演を依頼したオ・ヨンシム。だが撮影当日になって現れたのは、姿を消していた幼なじみのワン・ギョンテだった。すらっとしたイケメンに成長して経済的にも成功を収めていた幼なじみに驚くオ・ヨンシムだったが、トラブルから自分が番組に出演しなければいけなくなる。
天真らんまんなオ・ヨンシムをそのまま呼び出したようなソン・ハユンの名演に、ワン・ギョンテの繊細な心をしっかり演じ切ったドンへ。“キャラクターが現実に生きていたら”という難しいテーマを主演2人の演技が盛り上げる。
7年ぶりのドラマ主演とは思えないドンヘと“ロマンティックコメディの女神”の共演
ワン・ギョンテを演じるSUPER JUNIORのメンバー、ドンヘ。彼は2010年のドラマ「大丈夫、パパの娘だから」で俳優デビューを飾った。だが、特にその演技について話題をさらったのは、2012年の初主演ドラマ「パンダさんとハリネズミ」だ。
当時のドラマ関係者によると、“台本を隅々まで確認する”プロ意識の強さを持っていたドンへ。そうした努力もあってか、目線1つをとっても役に沿った動きをこなす丁寧な表現力が評価されていた。
オ・ヨンシムを演じるソン・ハユンは“ロマンティックコメディの女神”という異名を持つ実力派女優。ファッション雑誌モデルとして芸能界入りを果たした彼女は、2015年にドラマ「いとしのクム・サウォル」で女優としての頭角を現す。もともと少ない出番での出演予定だったが、視聴者から人気を博したことで最終回まで出演することになった…という逸話を持っている。
「私の夫と結婚して」では親友の人生を根こそぎ奪おうとする悪女を、「完璧な他人」では愛する人に裏切られる哀れな女性を演じたソン・ハユン。幅広い役柄を演じる彼女だが、やはり「赤ちゃんと僕」「恋のプログラミング~ダメ男の見分け方~」といったコメディ作品はさすがの表現力を見せる。特に「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」では、「女性優秀演技賞」を受賞するなど高い評価を受けた。
高い演技力を持つ2人が織りなす「オー!ヨンシム-帰ってきた初恋-」。韓ドラファンの注目を集める同ドラマの日本初放送は、CS衛星劇場にて5月10日(金)夜11:00からスタートする。
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発売日: 2023/08/30