5月15日(水)にスタートする韓国ドラマ「サムシクおじさん」の制作発表会見が5月8日に開かれ、同作に俳優として参加している少女時代のティファニーことファン・ステファニー・ヤンが登壇。主演のソン・ガンホら共演陣とともに作品の魅力を語った。
ソン・ガンホ、ドラマシリーズ初出演作
「サムシクおじさん」は、1960年代の激動の韓国を舞台に、“サムシクおじさん”と呼ばれる謎の政治フィクサー、パク・ドゥチル(ソン・ガンホ)と、自国の運命を何とか好転させようと奔走する野心あふれる青年キム・サン(ピョン・ヨハン)が、「誰もが毎日3食(サムシク)食べられる豊かな国を作りたい」という野望に向かって奮闘する骨太のヒューマンドラマ。第90回アカデミー賞作品賞など4冠に輝いた映画「パラサイト 半地下の家族」(2020年)などで知られ、映画「ベイビー・ブローカー」(2022年)で第75回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞したガンホにとっての初めてのドラマシリーズ出演作としても注目を集めている。
周囲の人々を“必ず3食食べさせる”という信念を持つサムシクおじさん。演じるガンホは「食べることは、胃袋を満たすこと。このドラマは胃袋から始まって、途中で頭脳までのぼり、最後は熱いハートで終わる。そんな物語です。熱い物語なので、心臓の弱い方は気をつけてください(笑)」と茶目っ気たっぷりにアピールした。
ティファニー、台本は「楽譜を見るよう」
そんな「サムシクおじさん」でティファニーが演じるのは、オルブライト財団を立ち上げた女性レイチェル。人気アイドルグループ・少女時代でリードボーカルを務めるティファニーにとって、今作は「財閥家の末息子」(2022年)に続いてのドラマ出演となる。
ティファニーは、演じるレイチェルについて「多くの登場人物が自分の野心に突き進むんですが、レイチェルは唯一、サポートする人物です。最後までご覧いただくと、非常に魅力のあるキャラクターだとわかっていただけると思います」と紹介。本作への出演の決め手については「ストーリーに魅了されました。台本を見たら、楽譜を見るようなテンポ、リズム、ハーモニーがあって、キャラクターがたくさん出てくるんですがそれぞれのDNAがはっきりしていたので、それぞれの人物がどういう主張をしているかということに魅了されました」と語った。