コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、単行本1巻の発売直後に緊急重版が決定し、7月18日(木)より2巻が発売予定の話題の人気作品「みずぽろ」(小学館)をピックアップ。
原作担当の一色美穂さんと作画担当の水口尚樹さんが4月21日と5月17日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて15万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では一色美穂さんと水口尚樹さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
長身転校生コンビが水球部へ…
身長185センチの信濃千曲は長野県出身の転校生。「転校生珍しい!」「背高いね!」「軽井沢いったことあるよ!」とチヤホヤされるのだろうと思っていたのだが、転校生は信濃だけではなかった…。
同じ日に転校してきたのは山城桂。身長は驚異の191センチで関西弁を喋り、絵の才能もある。クラスメイトはすっかり山城に夢中で、信濃は一人ぼっちになってしまった。
「山城さえいなければ…」と嫉妬していると、いきなり山城がしゃべりかけてきた。「運動神経ええか?」「水球部行かへん?」と誘われ、信濃は山城と共に水球部へ入部することに…。
クセ強めな高身長転校生の2人が水球部へ入部する物語を描いた本作。読者からは「こういう漫画、好き」「めちゃくちゃ面白かった」「腹筋痛い」「会話の流れおもろすぎ」など多くのコメントが寄せられている。
一色美穂さんと水口尚樹さんのインタビュー
――「みずぽろ」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
一色:水球観戦にハマっていたので、このかっこよさを漫画にしたい!と思い創作しました。
――本作を制作するうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
水口:山城の無駄に鍛え抜かれた肉体。あと彼が描いた「絵」ですね。
ーー本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
水口:「美術部行けば?」とかいろいろありますが、山城が関西弁でチヤホヤやされているときの信濃のモノローグ、「やあみんな 長野にも方言 あるだだよ」が一番悲哀があって好きです。
――「めっちゃ笑った」「ギャップが刺さる」「引き込まれました!」など大きな反響がありましたが、コメントを読んだ時のお気持ちをお教えください。
水口:原作と作画で分かれているので自分だけの手柄と思わないよう、謙虚にニヤニヤしながら見ていました。
――原作を担当された一色美穂さんのご出身は長野県だと伺いましたが、本作に出てくる長野県にまつわるエピソードは“地元あるある”なのでしょうか。
一色:長野の方には共感していただけるのでは…と思っております!
――作画を担当された水口尚樹さんは実際に水球の練習や試合をご覧になったそうですが、作画をするうえで活かせたポイントなどがあればお教えください。
水口:とにかく写真をたくさん撮ったので、マンガ内の水球部の背景はリアルなものが描けていると思います。内容がギャグ寄りな分、その辺りは逆に地に足ついた描写のほうがいいと思うので。
――今後の展望や目標をお教えください。
水口:7月のパリ五輪に水球の日本代表が出場されますので、一緒に盛り上がらせてもらいたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いいたします。
一色:今後も注目していただけたら嬉しいです!
水口:試合中は髪がキャップで隠れてキャラの判別が難しくなりますが、一生懸命描き分けますのでみなさんついてきてください!
『みずぽろ』を読む
■作者X(旧Twitter):[@isshikimiho]一色美穂
■作者X(旧Twitter):[@guuchy]水口尚樹
■『みずぽろ』連載ページ:https://www.sunday-webry.com/episode/14079602755420937064