実写ドラマ「十角館の殺人」、奥智哉と青木崇高の舞台裏潜入映像がHuluにて独占配信決定
日本を代表するミステリー界の巨匠・綾辻行人による「館」シリーズの記念すべき第1作目で、自身の作家デビュー作でもある『十角館の殺人』(講談社文庫)の実写ドラマが、動画配信サービス「Hulu」で全5話独占配信中。この度、江南孝明を演じた奥智哉と島田潔を演じた青木崇高が、映像化不可能を支える舞台裏に潜入。“十角館”内部をのぞき見できる特別コンテンツを、5月10日(金)より動画配信サービス「Hulu」にて独占配信することが決定した。
“十角館”の中を覗き見できる特別コンテンツを公開
特別コンテンツでは、奥と青木が劇中さながら息ぴったりに“江南の部屋”を紹介するルームツアーを敢行。さらに、奥が“十角館”の内部に潜入する様子も収められている。
劇中、“本土”で息の合った掛け合いと推理を披露した奥と青木が、元ミステリ研究会メンバーで理系の江南のキャラクターを凝縮したような、一風変わった彼のアパートをユーモアたっぷりに紹介。膨大な推理小説や様々な事件のスクラップファイルが並ぶ中、男子大学生の生活を感じさせる演出もしっかりと施されている。
作品の舞台となる1980年代の世界観も完璧に再現され、その時代を知る青木は「当時の家電は緑色とかオレンジ色とかが多い」とキッチンの小道具も紹介。2004年生まれの奥は、昭和の世界に飛び込み「普段見たり触れたりできない物が日常の空間にあってワクワクする」と話し、昭和の世界に溶け込めるか不安だったそう。しかし、中村紅次郎役の角田晃広から「昭和のハンサムになっているよ!」と言われたそうで、「思ったより昭和に溶け込めていた」と、自身初となる昭和の大学生役を振り返った。
そんな奥は、撮影中、“十角館”のセットを見学。「お邪魔します…」と控えめにスタジオへ入るも、立ちはだかる荘厳な“十角館”に、「おお!すごい!」と、思わず目を輝かせる。十角形のテーブルに、十角形の灰皿。天を仰ぐと、天窓も十角形。見渡せばすぐに見つかる様々な十角形のアイテムに、奥のテンションはどんどん上がっていく。
さらに、十角館を訪れるミステリ研究会メンバーが過ごすそれぞれの部屋、共同スペースであるキッチンやバスルームものぞくと、原作の世界観そのままの雰囲気に圧倒され、「この空間で殺人が起きるのは怖いですね…」と、思わず本音がこぼれる一幕も。そして、「欲をいえば、僕もここで撮影してみたかったです」とコメントし、貪欲な俳優魂を感じさせた。
連続殺人が起こり、ミステリ研究会メンバーが追い詰められていく舞台となる“十角館”。それとは対照的に、江南と島田の軽妙な掛け合いも楽しめる“本土”。2つの物語が絶妙に混じり合い、衝撃の結末へと向かっていく。物語を支えるセットの裏側からは、計算しつくされた緻密な演出とスタッフ陣の並々ならぬこだわりが垣間見える。
「十角館の殺人」あらすじ
十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島(つのじま)。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司(なかむら・せいじ)は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明(かわみなみ・たかあき)のもとに、死んだはずの中村青司から1通の手紙が届く。
十角館に滞在するミス研メンバーと死者からの手紙。江南は調査を進めるなか、島田潔(しまだ・きよし)という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる想像を超えた衝撃の結末とは――。