コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、つみきどうさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「オタクに優しいギャルに優しいオタク」だ。5月14日時点で6.6万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は「週刊少年チャンピオン」で掲載された読み切り作品だ。今回は作者のつみきどうさんに制作の背景を伺った。
正反対の高校生2人が繰り広げるラブストーリー
女子高生の浜崎百愛は、オタクに優しいギャルだ。オタクの間でも「オタクに優しいギャルって本当にいるんだな」と、評判を得ている。
しかし、浜崎は内心ちょっと優しくしたらすぐに言うことを聞いてくれるオタクを利用している部分があり「オタクをチョロい」と思っていた。
クラス替えがあり、新たなオタクに目をつける。しかし、いつものように「それラノベ?だよね~~。アタシもそういうの好きなんだ~。よかったら色々教えてよ」と、優しく声をかけるが、まさかの「いや、お断りさせていただくでござる」と断られてしまった。
「絶対に振り向かす!」と決意した浜崎だったが、階段を踏み外して落ちてしまう。それを助けたのはオタクくん。「緊急とはいえ、女性の身体にむやみに触れてしまい失礼した」と謝罪し、「……説明不足で申し訳ない」と自分が読んでいた本は超大作で、語りだしたら止まらないことを説明。「それで貴方の貴重な青春の時間を拙者が奪うわけにはいかぬでござるから」と言い去っていく姿に思わずキュンとしてしまった浜崎だった。
これはそんなギャルとオタクが繰り広げるラブコメ漫画である。
実際に漫画を読んだ人達からは「皆にも読んでほしい」「この設定はありそうでなかった」「今まで読んだことないパターンだ!」「こういうの待ってた」「朝からすげー笑ったww」「私も惚れる自信ある」など、面白かったという声が多くあがっていた。
今回は、作者・つみきどうさんに『オタクに優しいギャルに優しいオタク』の制作について話を伺った。
作者・つみきどうさんの創作背景とこだわり
――「オタクに優しいギャルに優しいオタク」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
オタクに優しいギャルという概念は漫画界に多く存在したのでそこからもうひとひねりできないかなと思って考えました。
――「オタクに優しいギャルに優しいオタク」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
ヒロインが内心オタクをバカにしているというキャラでしたので嫌な印象になり過ぎないよう おバカかわいく描こうと気を付けました。
――今作はSNSで多くの反響があったと思いますが特に印象に残っているコメントなどがあればお教えください。
オタクくんが階段から落ちたヒロインを助けるシーンがあるのですが漫画に描かれてる支え方だと後頭部を膝でしこたま打つというコメントがあり、まだまだ自分の考え方が至らないなぁ+そうなった絵は面白すぎるので別の漫画になるなと思いました。
――普段、漫画を描く際に意識していることや大切にしていることはありますか?
会話のテンポと読後感がよくなるようには意識します。特に会話のテンポはセリフが多くなりがちな自分の漫画だと読みやすさに直結するので気をつけてます。
――つみきどうさんの今後の展望や目標をお教えください。
連載した~い!!!!
――最後につみきどうさんの作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
たくさん読んでいただいてありがとうございました。また気楽に読んでもらえる作品を作れるよう頑張ります。