――謎の政治フィクサー“サムシクおじさん”を取り巻くキャラクターも気になります。共演の皆さんが演じられたキャラクターについて教えてください。
ピョン・ヨハン(以下、ヨハン): 私が演じたキム・サンはアメリカで博士号をとったエリートです。母国に帰り、豊かな国を夢見て働いているんですが、その計画が一度台無しになるんです。そこへサムシクおじさんが現れて“夢をかなえてあげましょう”と言われ、ともに夢を追い始める。そんなキャラクターです。
――キム・サンはサムシクおじさんの心をがっちり掴むキャラクターですが、そんな魅力あるキャラクターを作るために演技で重視した点はなんですか?
ヨハン:うーん(苦笑)。
ガンホ:(ヨハンのひげを触って)ひげを生やしました!
ヨハン:(笑)。ドラマを最後まで見ていただければ、魅力を感じていただけるんじゃないかと思います。演じる上で大切にしたのは…愛ですね、愛です(笑)。
ティファニー、役作りで「ケネディ夫人のリサーチをたくさんしました」
――チン・ギジュさん演じるヨジンのキャラクターについて教えてください。意志の強いキャラクターだと感じましたが、ギジュさんは演じるにあたってヨジンのどの面に注目しましたか?
チン・ギジュ(以下、ギジュ):チュ・ヨジンは国文科をトップの成績で卒業したエリートです。夢も、高い能力も持っているんですが、野心的というわけではないんですね。そして、ヨジンは物語の中で大きな変化を経験します。その変化を経験して、ヨジンがその後どんな選択をするのか、その部分がとても気になったというのが、この作品に参加することになった大きな理由だと思います。
おっしゃるように、ヨジンはとても芯の強い人物です。私が思うに、サムシクおじさんが手を差し伸べた時に唯一その誘惑に負けない人物なんじゃないかなと思います。私はヨジンというキャラクターに最初から惹かれましたし、ヨジンを演じたくてこの作品への出演を決めました。
――ティファニーさん演じるレイチェルはどんな人物ですか?現代とは異なる時代で、とても地位の高い女性を演じられましたが、ファッションやしゃべり方などで特別に準備されたことはなにかありますか?
ティファニー:私が演じたレイチェルは財閥の末娘で、エリートを育成するオルブライト財団の理事です。韓国からアメリカに渡り、裕福な生活を経験して母国に戻り、財団を立ち上げる、夢を模索する人物ですね。自分の野心に突き進むキャラクターが多い中、彼女は唯一、サポートする立場ですね。
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