5月18日は“ことばの日”...「マーベル作品」の名セリフから、背中を押してくれる“ことば”を一挙紹介
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)――サム・ウィルソン(新“キャプテン・アメリカ”/元“ファルコン”)の名言
「俺が持つ力は人を信じる心だけ――“よりよい世界を造れる”と...」
「エンドゲーム」でのサノスとの決戦後、戦友のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから盾を託されたファルコンことサム・ウィルソン。そんな中、過激テロ集団に対抗するため、ウィンター・ソルジャーと共に戦いへ挑む。
一時は“キャプテン・アメリカ”を受け継ぐことへの重圧から盾を手放したサムだったが、次第に受け入れる覚悟を持つ。そんなサムが、「この盾を持つ俺に嫌悪感を抱く人が何百万といる。だが隠れはしない。俺には超人血清も金髪も青い目もない。俺が持つ力は人を信じる心だけ――“よりよい世界を造れる”と...」と、黒人であるサムがいまだ無くならない偏見に負けないと意思表示する。
“絶望するのではなく、希望を見つめよう”というメッセージは、何かを頑張っている人たちにとって、壁を乗り越える手助けとなるはずだ。
「ミズ・マーベル」(2022)――カマラ・カーン(ミズ・マーベル)の名言
「普通なんてない。大切なのは与えられた力をどう使うか」
カマラ・カーンはキャプテン・マーベルが大好きな高校生。恋に勉強、友人関係など学生な
らではの悩みに苦労する彼女は、ある日夢にまで見たスーパーパワーを手に入れ、“ミズ・マーベル”としてヒーロー活動を行うことに。最初ははしゃいでいたカマラだったが、力を持った者の責任に葛藤しながら少しずつ成長していく。
終盤では、転校生カムランのパワーが暴走し、周囲に危害を加えそうになってしまう。人々に受け入れてもらえず、「俺がしたことを見ろよ。どうすれば普通になれる?」と嘆くカムランに対して発したのがこの言葉。
“誰しも個性を持っていて、それをどう発揮するかが大切”という、どんな人も受け入れ認める優しいメッセージは、失敗を経験した人の糧になるはずだ。
「シー・ハルク:ザ・アトーニー」(2022)――ジェニファー・ウォルターズ(シー・ハルク)の名言
「ジェンは最高なのに――シー・ハルクしか注目されない」
弁護士のジェニファー・ウォルターズは突然得てしまった“ハルクのパワー”のせいでシー・ハルクとなり、騒動に巻き込まれることに。しかし「普通の弁護士でありたい」彼女は、仕事や恋愛にも奮闘していく。
シー・ハルクになったせいで世間の注目を集めてしまったジェニファーはある時、心情を告白。「パワーがなくても好きになってくれる?シー・ハルクが好きな男はジェン(=ジェニファー)も好き?そうじゃないヤツもいてジェンの心はボロボロ。ジェンは最高なのに、シー・ハルクしか注目されない。だから彼がジェンを好きになってくれて、本当にうれしかった。でも彼は遊びだったわけですごくみじめ」。
いわゆる“名言”とは少し違うが、本当の自分を仕方なく偽ったり、取り繕ったりしている人には共感できるはずだ。
以上のように、数多くの名言で観る人の背中を押し続けてきたマーベル作品。爽快でド派手なアクションはもちろん、それぞれの物語において描かれる深いドラマ、そしてそこで語られるヒーローたちの名言にも注目だ。なお、マーベル作品はディズニープラスで配信中。
Happinet