イーストウッドに続け!次代の“二刀流”俳優
さらに、イーストウッドに続け!とばかりに、監督業でも才能を開花させている“二刀流”の俳優たちがいる。まずは、香港出身のサモ・ハン・キンポー。ブルース・リー「燃えよドラゴン」へのオマージュとして1978年に公開された「燃えよデブゴン」は日本でも大ヒット。コメディー要素満載で、彼らしさが詰まった作品となっており、主演・監督を務めている。ジャッキー・チェンとユン・ピョウとの共演作「五福星」もサモ・ハンが監督を担当。香港映画界のレジェンド的存在となっているが、2015年の「おじいちゃんはデブゴン」では20年ぶりにメガホンを取り、主演も務めて見応えのあるアクションを見せた。
サモ・ハンと共に香港アクションシーンを盛り上げたジャッキー・チェンも「プロジェクトA」や「ポリス・ストーリー/香港国際警察」などで監督を務めている。他に、“監督”ではないが「ボーン」シリーズでおなじみのマット・デイモンが2016年公開の「ジェイソン・ボーン」で“製作”に名を連ねており、ブラッド・ピットも自身の制作会社「プランB」を立ち上げ、「それでも夜は明ける」(2013年公開)では“プロデューサー”としてアカデミー賞の作品賞を受賞している。
なお、デイモンの「ジェイソン・ボーン」は5月30日(木)にムービープラスで放送が予定されているので、ぜひチェックしてもらいたい。
◆文=田中隆信
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