西島秀俊「撮影が終わったら、マカロンとかが食べたい (笑)」
ここで、リベンジ・サスペンスという徹底的復讐を描いた本作にちなみ、“今、リベンジしたいこと”についてトークすることに。
柴咲は「いつも昔の自分に対して、なんであんな態度をとったんだとか、後悔することが多くて。態度を改めたり、作法を学ぶとかして乗り越えるしかないんですよね」と、過去の自分自身にリベンジしたいと話すと、西島は「今の役が体重を落とさなきゃいけなくて、甘いものが食べられないんです。現場で、西島さんって甘いもの食べないんですねって言われたんですよ。撮影が終わったら、マカロンとか高カロリーなものが食べたいです(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。
青木は「今回の柴咲さんの役作りを見て、海外ロケの時は前乗りしようと思いました。リベンジと言えば、パリにもう一度行って、マカロン食べたり、セーヌ川でバタフライしたりしたい」というと、黒沢監督も「今度は仕事ではなく、観光地を堪能したい」と同調し、それぞれのフランスへの深い思い入れを明かした。
黒沢監督「恐ろしい柴咲さんが見られます」
最後に、本作に並々ならぬ思いで取り組んだ柴咲は「全編フランスで撮影し、フランス語で取り組んだフランス映画だと思っています。フランスの俳優さんたちも素晴らしいお芝居をしています。今回フランスに先駆けてみなさんに観てもらえるということでうれしいです。最後まで堪能してください」と熱い思いをコメント。
黒沢監督も「本当はこの場にフランスの俳優陣並ぶと爽快でしたが、ダミアン・ボナール、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コランたちフランスでは有名な強烈な俳優たちが出演します。その中で、柴咲コウがどのように立ち回り、手懐け、騙し、どこに連れていくのか。恐ろしい柴咲さんが見られますので、スクリーンを凝視してご覧ください」とフランス人キャストにも敬意を払い、全編フランスで撮影された本作の魅力に迫るトークイベントは幕を閉じた。