激動の1960年代韓国を舞台に描く骨太ヒューマンドラマ「サムシクおじさん」でソン・ガンホ演じる政治フィクサー“サムシクおじさん”とタッグを組むエリート青年キム・サンを演じるピョン・ヨハン。「サムシクおじさん」の配信スタート日には主演映画「彼女が死んだ」が韓国で封切り、さらに主演ドラマ「ブラックアウト」も待機中…と、今韓国で最も注目を集める俳優の一人だ。超大作に次々と出演し、トップ俳優へと成長したピョン・ヨハンの軌跡を振り返る。
“サラリーマンのバイブル”「ミセン-未生-」でブレイク
韓国芸術総合学校在学中だった2011年、25歳の年に短編映画「土曜勤務」でデビューしたヨハン。数々のインディペンデント系映画に出演し、業界内では注目を集める存在だったが、出世作はドラマ「ミセン-未生-」(2014年)だ。韓国の大手商社で働く若手社員たちの友情と青春を描き“サラリーマンのバイブル”と言われた同作で、優しく明るいムードメーカー、ハン・ソンニュルを演じた。
男だらけの職場で嫌がらせを受けるヒロインのアン・ヨンイ(カン・ソラ)に「強くなれ。そのほうが君らしい」と温かい言葉を送る優しいソンニュルは、同作きっての人気キャラクターの一人に。この作品が初めてのドラマ出演だったヨハンも一躍、大ブレイクを果たした。
朝鮮王朝建国の英雄イ・バンジで演技大賞ニュースター賞を獲得
2015年にはSNS社会をテーマにしたスリラー作品、映画「ソーシャルフォビア(Socialphobia)」に主演し、青龍映画賞ほか数々の映画賞で新人賞レースに絡む活躍を見せた。そして、人気が急上昇する中で出演したのが、超大作ドラマ「六龍が飛ぶ」(2015-2016年)だ。
14世紀、朝鮮王朝建国のために立ち上がった6人の英雄が革命に向かう姿を描いた同作は、総勢130人超の俳優が出演し、同時間帯視聴率首位を独走する人気に。この大作でヨハンは、やがて高麗一の剣士となるイ・バンジを演じ、華麗な剣術アクションを披露。「ミセン-未生-」でのお人よし社員ソンニュルとは真逆の孤高のキャラクターも視聴者を魅了し、「SBS演技大賞」優秀演技賞&ニュースター賞のダブル受賞をはじめ、高い評価を受けた。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/uncle-samsik
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