劇団ひとり、人生のピンチを救った言葉や20年後の目標を激白!
映画「T2 トレインスポッティング」Blu-ray&DVDの9月6日(水)発売を記念し、劇団ひとりが作中のキャラクターに扮(ふん)する“なりきりコラボポスター”が制作された。その撮影現場で合同インタビューが行われ、ひとりが作品にまつわる話や自身の半生について語った。
本作は、1996年に公開され世界中で話題となったイギリス映画「トレインスポッティング」の続編。前作から20年後を舞台に、かつて大金を持ち逃げした主人公のマーク・レントン(ユアン・マクレガー)など、4人の男たちを主軸にした“その後”の人間ドラマが描かれる。
約20年前にも雑誌「犬田号」の企画で「トレインスポッティング」のキャラたちに扮し、ポスターのパロディーを行っているひとり。今回は、映画と同様に20年の時を経たひとりが、再び同じキャラたちになりきってポスター撮影に挑むという企画になっている。
――20年ぶりにキャラクターに扮してみていかがですか?
20年前に自分がこういうことをやっていたのをすっかり忘れていたので(笑)、またこうやってできてうれしいですね。なんだか懐かしいです。
――今はレントンのご格好ですが、レントンに扮するにあたってこだわった点はありますか?
特にないですね(笑)。髪型もご覧の通り七三分けですし、どこら辺がレントンなのかっていうところがありますが、そこは気持ちということで(笑)。
――ご自身の20年前のポスターをご覧になった感想は?
そうですね…。この時に「トレインスポッティング」のパロディー写真を撮るっていうのは、なかなかいいセンスをしているんじゃないですか?(笑) これは20歳ぐらいで、作品を見た直後に撮ったかと思うんですが、当時は“「トレインスポッティング」を見ておけばおしゃれ”みたいな感覚がありましたからね。
――撮影していて当時のことを思い出したりはしましたか?
いや、全然思い出せないですが、当時はそんなにお金も無かったから自前で用意できるものは自前で用意した記憶がありますね。レントンのTシャツなどは自前だった気がします。
――このポスターを撮られた20年前の頃はどういった状況でした?
下積み状態でしたね。でも、ちょうど世の中に「若手お笑いブーム」が来るか来ないかぐらいの時期で、若手芸人がアイドル視されているような時代だったんです。それで僕らもすっかり勘違いして(笑)。事務所もジャニーズみたいにファンクラブや会報を作って。それで、当時太田プロの若手芸人だけで作った本の一企画としてやったのが、この「トレインスポッティング」パロディーでしたね。
――作品についてもお伺いしたいのですが、この「トレインスポッティング」というシリーズの魅力は何だとお考えですか?
旧作については、当時すごく真新しい映画でしたよね。良いか悪いかは別にして、あそこまでドラッグをスタイリッシュに描いている映画って無かったと思うんです。すごくサブカルっぽい匂いもしながらエンターテインメントとしてちゃんと成立していて、僕も当時は衝撃を受けましたね。
――今回の新作はご覧になっていかがでしたか?
すごく面白かったですよ! 相変わらずみんなバカで、あんまり救いもなくて、なんだか「トレインスポッティング」らしいなと思いました。だいたいこういった“20年後を描く”などの作品って、ちょっといい話にしようとしたりするじゃないですか。それなのに、今作はそんなにいい話じゃない(笑)。でも、そこがいいですよね。普通は“今は真面目にやっていて、家族がいて、「あの頃の俺とは違うんだ!」”みたいなシーンを描きたくなるところですけれど、みんなほぼ20年前と一緒ですからね(笑)。ちっとも成長していない感じが、割り切っていてすごくいいと思います。
――ひとりさんも彼らと同じく20年ほど年を重ねましたが、ご自身の変化はどうですか?
僕はこの20年でものすごく成長したんじゃないですかね。当時は「芸能界に風穴を開けてやろう、天下取ってやろう」と息巻いていましたが、今は本当に“細く長く”っていう気持ちで生きていますから(笑)。波風を立てぬように、3~4番手でやっていけたらという気持ちです(笑)。
9月6日(水)発売&レンタル開始、順次デジタル配信中
ブルーレイ&DVDセット2枚組 4743円+税
4K ULTRA HD&ブルーレイセット 6800円+税
トレインスポッティング 1996/2017 ブルーレイセット【初回生産限定】2枚組 5800円+税
発売元・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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