1960年代の激動の韓国を舞台に混沌とした社会情勢を描いたドラマ「サムシクおじさん」(全16話)。同作には“サムシクおじさん”と呼ばれる謎の政治フィクサーを演じる主演のソン・ガンホ、自国の運命を何とか好転させようと奔走する野心あふれる青年キム・サンを演じるピョン・ヨハンら実力派俳優陣が多数出演している。その中には、2022年に放送された「財閥家の末息子」でドラマデビューし、俳優として新たなキャリアをスタートさせた少女時代・ティファニーの姿も。今回は近年積極的に活動の幅を広げ続ける人気者ティファニーのこれまでのキャリアをさまざまな角度から紹介しよう。
2007年に少女時代のメンバーとしてデビューを飾る
アメリカ・カリフォルニア州生まれというバックグラウンドを持つ、韓国系アメリカ人のティファニーことファン・ステファニー・ヤンは、厳しい練習生の期間を経て、2007年にガールズグループ・少女時代のメンバーとしてデビューを果たす。少女時代といえば、K-POPアイドル人気の火付け役ともいえる存在で、韓国以外のファンからも愛され続けるレジェンドアイドルグループ。
2010年8月には日本でもデビューするなど、日韓の架け橋的な存在として精力的に活動しており、同年9月8日に発売された日本デビューシングル「GENIE」はオリコンシングルランキング4位(2010年9月20日付)を獲得し、海外女性アーティストのデビュー作では歴代最高位を記録するなど、当時大きな話題を呼んだ。
また既に日本で活動を行い、少女時代にとって事務所の先輩にあたるBoAや東方神起とはまた違った魅力で、多くの音楽番組やバラエティー番組に出演し、一気に日本での知名度が上がったことも印象に残っている。
そんな少女時代も2022年にはグループデビュー15周年を迎え、5年ぶりにカムバックをしたことでファンとの再会を喜んでいる姿も記憶に新しい。
アイドルオーディション番組で見せるさまざまな顔
厳しいK-POP界で確固たる地位を確立する少女時代、そしてティファニーに憧れ、アイドルを志す人も多いだろう。2021年にはそんな“未来の”アイドル候補生たちがデビューをかけて奮闘する姿を映したプロジェクト番組「Girls Planet 999:少女祭典」にメンター役として登場。オーディションを通過し、日本、韓国、中国から同プロジェクトに参加した合計99人の夢を追う彼女たちを見守った。
ティファニーは同じ経験を持つ一人の先輩として、時には厳しい指摘をする面もありながら、デビューに向けて必死に頑張る参加者たちをそっと支える優しい姿や、彼女たちのパフォーマンスタイムでは、人一倍盛り上げ役に徹した。番組を通して“頼れるお姉さん”を自然と体現するティファニーには「好感しかない」といった声が多く寄せられていた。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/uncle-samsik
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