アーティストだけにとどまらず貪欲に活動の幅を広げる
2017年にはアメリカで演技の勉強をするなど、多方面で努力を積み重ねるティファニー。2021年には200倍のオーディションを見事に勝ち抜き、ミュージカル「シカゴ」の韓国版で主人公のロキシー役に抜てきされ、舞台上では少女時代でリードボーカルを務める彼女の力強い生歌が披露された。また、ドラマ初出演となった「財閥家の末息子」では、在米韓国人でアナリストのレイチェルを好演している。
着々と役者としてのキャリアも積み上げていく彼女は、最新作「サムシクおじさん」に出演中。同作は、1960年代の韓国を舞台にした骨太ヒューマンドラマで、「誰もが1日3食を当たり前のように食べられる国に」という夢を持つ、政治フィクサー“サムシク(3食)おじさん”ことパク・ドゥチル(ガンホ)と、経済の力で国を豊かにする“国家再建事業”を実現させるため奔走するエリート青年キム・サン(ヨハン)がタッグを組み、それぞれの野望に向かって政治の世界で奮闘する。
ティファニーが演じるのは財閥家の末娘で、“オルブライト奨学財団”理事の女性レイチェル・ジョン。5月22日に配信された第7話で登場し、どこかミステリアスな雰囲気を持ちながらも英語でのスピーチを披露するなど早速存在感を示している。
同作の記者会見では、本作への出演の決め手となった脚本の魅力について「ストーリーに魅了されました。台本を見たら、楽譜を見るようなテンポ、リズム、ハーモニーがあって、キャラクターがたくさん出てくるんですが、それぞれのDNAがはっきりしていたので、それぞれの人物がどういう主張をしているかということに魅了されました」と語っている。
さらに、喫煙の演技にも挑戦したというエピソードを韓国のバラエティー番組「ラジオスター」(MBC)で明かすなど、徹底した役作りにも注目。今後ティファニー演じるレイチェルがどのように物語に絡んでいくのか期待したい。
「サムシクおじさん」(全16話)は毎週水曜に2話ずつ、最終週は3話一挙にディズニープラスのスターで独占配信される。
◆文=suzuki
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/uncle-samsik
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