甲斐の叱責で経理部長が急死というピンチに…
蟹江は、大輔に轟フィナンシャルの資産をあぶり出すよう命じるが、大輔は甲斐から別件の仕事を頼まれる。リゾート開発会社“アテナリゾート”の藤原一輝(大澄賢也)と娘で大学院生の華名(佐久間由衣)の揉め事だ。
同じころ、蟹江は、轟フィナンシャルの経理部長・小堺晴彦(春海四方)と弁護士の毛利徹(小松和重)、アソシエイト弁護士の米倉和博(宮田佳典)と会っていた。小堺が香港に口座を作り3000万円の資金を移したことを掴んでいた蟹江は、彼を厳しい口調で責め立てた。すると小堺は急に体調を崩し、そのまま息を引き取ってしまう。
そんな折、大輔は華名に会いに行く。華名は“アテナリゾート”が不都合な環境予測データを隠ぺいして人口500人ほどの小さな島にホテルを建てたことが許せないという。
チカが甲斐と蟹江コンビを飼いならす
チカによって、甲斐とライバル弁護士の蟹江がチームを組まされたわけだが、お互い歩み寄ることをせず、いがみ合ってばかり。気が合っていないかというとそうでもなく、負けず嫌いの似た者同士がゆえに常に揉めてしまうのだろう。目を吊り上げたチカが幼い男子を叱るかのように、甲斐と蟹江を並べて「いい加減にしなさい!」と叱責するシーンは思わず笑いを誘う。蟹江がピンチに追い込まれる回でもあるので、事務所の仲間としてどのように切り抜けていくのかも見ものだ。物語が中盤を過ぎて、職場の仲間としてのテンポの良いチームワークも出てきた第6話だった。