コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、AIRさんの漫画『お題「レンガ」』をご紹介。
作者であるAIRさんが2月17日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.8万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではAIRさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
オオカミにワラの家を壊されてしまった子ブタたち…
ワラで作った家をオオカミに壊されて泣く長男ブタ。驚く末っ子ブタに反して、次男ブタは「ぼくは木で作るブー!」と気合を入れる。しかし、次男ブタが作った木の家もオオカミに壊されてしまったのだ。すると、末っ子ブタは1つのレンガを手にする。兄と同様にレンガで家を作るのかと思いきや、末っ子ブタは誰もが想像をしなかった方法でオオカミを撃退したのだった。
作品を投稿したX(旧Twitter)には、「手っ取り早い」「そういう使い方かぁ」「レンガの使い方に卓越している…」「やっぱり、レンガは強いね」「これならレンガ1個で済むから経済的」などのコメントが寄せられている。
「1コマずつ展開を考え、4コマ目まで辿り着いたものを完成形として描く」作者・AIRさんのネタ作りの方法とは
――『お題「レンガ」』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
レンガといえばなにか…を考えた時に、童話「三匹の子豚」が思いついたからです。なぜレンガをテーマにネタを作ったかというと、「1h4d」という企画に参加したことがきっかけです。この企画は毎週土曜に発表されるお題に沿って4コマ漫画を描くというものなのですが、参加したときのお題がレンガだったという感じです。お題はランダムであるため自分では思いもよらないネタを描くこともあり、とても良い刺激を受けています。
――本作を描くうえで「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
4コマ目のブタの投球フォームです。勢いと気迫を感じられる絵が描けたと思っています。
――4コマ漫画を描きはじめたきっかけや理由があればお教えください。
なにかしら漫画を描いてみたいと思い、大学の漫画サークルに入ったことがきっかけです。その時初めて描いた4コマ漫画の評判が思いのほか良かったため、嬉しくて描き続けるようになりました。
――これまでにたくさんの4コマ漫画を描いていらっしゃいますが、どのようにネタを考えているのでしょうか?コツやこだわりなどがあればお教えください。
まずは一つのお題に対して、1コマ目を何種類か書き出すようにしています。2コマ目が思いついた場合は2コマ目、3コマ目が思いついた場合は3コマ目…と1コマずつ展開を考え、4コマ目まで辿り着いたものを完成形として描くようにしています。読みやすさを意識し、セリフはできるだけ短文にすることを心がけています。
――今後の展望や目標をお教えください。
一本でも多く描くことが目標です。今後もマイペースに描き続けていければと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!リアクションやコメントも本当に励みになります。今後も描いていくので、気が向いたときにでもお付き合いいただけますと幸いです。