コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、CHANTO WEBにて連載中の作品「アラフォー女子が10年ぶりに恋をした」(かとひとさん作)。
作者のかとひとさんが5月3日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2.2万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・かとひとさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
40歳目前、恋に落ちる。
このストーリーの主人公・かとひとさんは、今世紀最大の失恋を経験した。それは10年前、彼女が30歳直前だった頃にさかのぼる。”恋愛の傷は時間が癒してくれる”とはいうものの、彼女が立ち直るまでには2年もの歳月を要した。仕事に遊び、ヲタ活に二次創作、そんな全力で生きる毎日を経て、また恋愛をする気持ちになってきた。
そこで、意気揚々と合コンに繰り出してみるも…”ときめく気持ちが思い出せない”。30歳中頃の彼女は、若い頃のように簡単に恋に落ちることができなくなっていたのだった。それからも、婚活イベント・相席居酒屋・街コン・マッチングアプリなど、たくさんのものに挑戦してみたがやっぱり心がときめかない。彼女の”ときめき”を探す旅は続いていった。
そんなある日、働くお店の常連さんのお友達が、大好きな野球の試合のチケットを取ってくれることに。応援歌や球場マナーなどを徹底的に頭に叩き込み、迎えた当日。「楽しい…。楽しい!楽しー!!」感じる胸の高まり。10年ぶりに”心のときめき”を取り戻したかとひとさん。しっかりと恋の落とし穴に落ちてしまったのだった。
恋愛のしかたを忘れたアラフォー女子が、じわじわと恋を実感していく様子に「幸せのおすそ分けもらっちゃった」「ニヤニヤが止まらない」と反響の声が寄せられている。
作者・かとひとさん「恋を自覚してからはしゃぐ豹変ぷりをみてもらえたら」
ーー『アラフォー女子が10年ぶりに恋をした』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
大失恋から約10年人を好きになることができず恋愛ってどうやるんだっけ?と落ち込み頭を抱えていたのですが、ひょんなことから恋にして、人生が大きく変わりました。その大きな分岐点を、形に残しておこうと思ったのと、大好きなコミックエッセイを私も描いてみたい、と思い描き始めました。
ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
なるべく暗くならないように、と、テンポ良く見せられるように、と気をつけました。10年恋愛できなかったわりに恋を自覚してからはしゃぐ豹変ぷりをみてもらえたらと思います。
ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
好きを自覚した後にお相手と会った時、めちゃくちゃ変な帽子被ってきたシーンがあるのですが、恋するとなんでも好きって思うんだなぁ…ってところに注目してほしいです!
ーーかとひとさんが漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください
楽しい気持ちのままほっこり読後感で終わってほしいのであまりにもネガティブな内容は描かないようにしています。
ーーかとひとさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
今後は日常エッセイ漫画はもちろん、創作漫画も頑張りたいです。そして初の紙書籍や電子書籍を出せるように頑張りたいです。
ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
漫画を読んでくださりありがとうございます。頑張って書籍出版していきたいと思います。よかったら今後も見ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!