平泉成が佐野晶哉の演技を絶賛
佐野の魅力について聞かれた平泉は、「本番中に芝居を投げると、それを非常にナチュラルに受け止めて投げ返してくれる」と自然体の演技を絶賛。
更に、「(本編の)仕上がりを見たら、すごく良いんですよ。佐野君の芝居に、ほぼ80歳が泣かされて、胸がツーンと来ましたよ」と照れながら明かした。そして、「先々(役者として)大きくなるんじゃないかな」と語り、佐野の役者としての将来性に太鼓判を押した。
佐野晶哉「この作品最高やなってすごい感じています」
本作のオファーがある2カ月前から、プライベートでカメラを趣味にしていたという佐野。「おじいちゃんのお墓参りに行った時に、おばあちゃんに『私の遺影を撮って』と言われ、紅葉の綺麗な山で写真を撮りました」と祖母とのエピソードを明かした。
映画本編では、佐藤浩市演じる牧が、亡き妻(吉瀬美智子)の葬儀の時に良い遺影が無かったことを後悔し、自身の遺影撮影のために写真館を訪れるが、その場面と祖母とのエピソードを重ねた佐野は、「この作品の中にもそういうシーンがあるので、クランクインする前におばあちゃんがそういうことを言ってくれて素直にうれしかったし、この作品を通して“その人の今を残すことの大切さ”は痛いほど胸に染みているので、孫だからこそ撮れる元気なおばあちゃんの素敵な笑顔を、趣味になった大好きなカメラで撮れて良かったなぁって。カメラって良いなぁ、映画って良いなぁ、この作品最高やなってすごい感じています」としみじみ語った。