テレビアニメ「陰の実力者になりたくて!」のイベント「皓白の祝祭/漆黒の饗宴」が5月26日、千葉・松戸市民会館にて開催された。シド・カゲノー/シャドウ役の山下誠一郎、アルファ役の瀬戸麻沙美、ベータ役の水瀬いのり、デルタ役のファイルーズあい、イプシロン役・金元寿子、ゼータ役の朝井彩加、OxTのオーイシマサヨシが出演し、作品にまつわるトークや朗読劇、ミニライブなどを行った。
キャスト陣が山下誠一郎とのシンクロを目指す
イベントは「我が名はシャドウ。陰に潜み、陰を狩るもの」というシャドウのナレーションからスタート。中央に玉座が置かれた舞台上に七陰キャストが現れ、厳かな雰囲気でイベントの開幕を告げると、山下が打って変わって朗らかに登場。会場からは大きな拍手が巻き起こった。
挨拶の後は、シャドウガーデンの盟主であるシャドウ役の山下と七陰キャストが気持ちを合わせる「目指せ!シンクロ率100% 陰の実力者に合わせたくて!」のコーナーが開始。2nd seasonを振り返りながら、「陰の実力者が美しいと思ったもの」といったお題に沿って山下と同じ回答を目指してそれぞれ発表していく。
「陰の実力者が強烈だと思ったもの」というお題では、水瀬が答えた自身のセリフ「シャドウ様、がんがえー!」というセリフが山下と一致。また「陰の実力者のお気に入りのモブネーム」というお題でも再び回答を一致させ、シンクロ率No.1の座に輝いた。
イベントのために書き下ろされた朗読劇パート
続いて、好評配信中のオンラインゲーム「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」とのコラボコーナーが開始。今後実施予定の新シナリオに関する情報がサプライズ発表されると、会場からは驚きの声が上がった。
そして、“それぞれの疑念が、悲愴が、そして謀略が絡み合う状況”というあらすじに絡めたバラエティ企画「陰実版ワードウルフ 陰の実力者は嗅ぎ取りたい!」が行われた。七陰キャストの中に隠れたウルフを山下が当てるという変則ルールで行われたワードウルフ。“偽札”と“2000円札”というお題では、ウルフ役の金元の「沖縄にいっぱいあるらしい」という発言が混乱を呼び、盛り上がった。
その後、ステージに並ぶ6本のスタンドマイクの前にキャストが登場し、朗読劇パートへ。シナリオは、ちびキャラアニメ「かげじつ!」の脚本を務める芦名みのる氏によってこの日のために書き下ろされたもの。
七陰たちがそれぞれシャドウを称える「シャドウ様戦記」を執筆し披露するという内容で、昼公演で発表を担当したのはアルファとイプシロン、そしてベータ。彼女たちが盟主・シャドウへの熱い思いを綴った個性あふれる「シャドウ様戦記」の内容やキャラクターたちの掛け合い、アニメ同様に展開されるシドのモノローグに会場からは拍手が送られた。
山下誠一郎「ようやく一つゴールを迎えられた」
朗読劇の後はOxTによるライブパートへ。ボーカルのオーイシマサヨシがステージに現れると、2nd seasonオープニングテーマ「grayscale dominator」からライブがスタート。続く1st seasonオープニングテーマ「HIGHEST」では、観客にサビの公式空耳歌詞「ハイエース ハイエース」を一緒に歌ってほしいとオーイシからリクエストが。それに会場中が声を上げオールスタンディングで応えた。
ライブが終わりキャスト陣が再びステージへと戻ってくると、「劇場版 陰の実力者になりたくて! 残響編」の特報映像が初解禁。その映像に、キャストからも観客からも驚きの声が上がっていた。
最後の挨拶では、今回が陰実としては初めての大規模なリアルイベントの開催となったことを受け、山下が「本当にここでようやく一つゴールを迎えられたんじゃないかなという気持ちでいっぱいです」と語り、イベントは幕を閉じた。