弾道分析、水中捜査、解析技術…あらゆるエキスパートたちが事件を解決に導く 「CSI:マイアミ」のあらすじと見どころに迫る
アメリカの人気テレビドラマシリーズ「CSI:科学捜査班」のスピンオフ作品として、2002年より放送が開始されたサスペンスドラマ「CSI:マイアミ」(※Huluにてシーズン1~10を配信中)。全米で10本の指に入る犯罪地帯マイアミで、現場の刑事たちと最新鋭の科学捜査を駆使する捜査官たちがさまざまな事件の解決に挑む犯罪捜査ドラマだ。チームのメンバーたちは、弾道分析や水中捜査、解析技術など、それぞれの得意分野を活かして証拠を収集・分析し、亡き犠牲者たちに代わって事件を解決へと導いていく。そんな本作のあらすじや見どころを紹介していこう。
大自然を舞台に、アクションや銃撃戦も交えながら行われる最新鋭の科学捜査
本作の製作総指揮を担当するのは、「トップガン」「アルマゲドン」などを生み出したヒットメーカーのジェリー・ブラッカイマー。本作は「CSI:科学捜査班」のスピンオフ作品だが、マイアミ・ビーチやエバーグレーズ国立公園などの大自然の中で事件が発生することが多く、本家とは事件の背景も手段も異なる。捜査チームの事件へのアプローチが違うため、新たな切り口で展開されるストーリーを楽しむことができる。
また、主人公のホレイショ・ケイン(デビッド・カルーソ)が“マイアミ警察爆弾処理班”の出身だったという経歴から、爆弾絡みのアクションや現場での銃撃戦なども盛り込まれている。捜査の様子をリアルに描くため、実際に爆弾処理班の隊員として従事していた人物がアドバイザーとして関わるという力の入れようだ。そんな躍動感ある捜査シーンも見どころの一つとなっている。
さらに、科学捜査に関しても、常に収録現場にテクニカルアドバイザーが待機し、俳優たちの動きをチェックしていたという。現場の捜査官たちから「僕らでさえ使っていないような高価な捜査機材を(番組では)使っているね」と羨ましがられる一幕もあったようだ。
専門知識と異色の経歴を持つ個性的なメンバーたちが勢揃い
本作では、正義感あふれるCSIのチーフ、ホレイショ・ケインを中心としたチームが次々と難事件に直面し、解決のために奔走する。本家である「CSI:科学捜査班」と同様に、専門知識を持つ個性的なメンバーたちが物語を盛り上げていく。
主人公のホレイショは、キューバ人の母親が麻薬の売人に殺害され、潜入捜査官をしていた弟が殉職するという壮絶な過去から、悪を憎む正義感の強い熱い男だ。また、ホレイショの補佐的立場であるカリー・デュケーン(エミリー・プロクター)は、保安官だった父から銃の扱いと正義の大切さを学び、弾道分析や火気銃器の知識が豊富な金髪美女。弾道オタクであることから、“弾丸ガール”の愛称で親しまれている。
そして、足跡の分析が専門のティム・スピードル(ロリー・コクレーン)をはじめ、水泳が得意でフロリダの水路に精通した水中捜査のエキスパート、エリック・デルコ(アダム・ロドリゲス)や、元パトロール警官で血痕等の痕跡証拠を専門とするライアン・ウルフ(ジョナサン・トーゴ)など、個性豊かなキャラクターたちも登場。
さらに、DNA分析の専門家ナタリア・ボア・ヴィスタ(エヴァ・ラルー)や、ホレイショの弟の妻でマイアミデイド警察殺人課刑事イェリーナ・サラス(ソフィア・ミロス)、有無を言わせぬ威圧感で犯人を圧倒するマイアミデイド郡警察・殺人課の刑事フランク・トリップ(レックス・リン)らがホレイショをバックアップする。
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