コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、恩返しにやってきた風変わりな“鶴”を描いた「助けた鶴がめちゃくちゃワルだった話」を紹介する。作者の芋一郎さんが、4月26日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、芋一郎さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
老夫婦の前に現れた、“鶴”を名乗る傷だらけの大男
「先日助けて貰った鶴だ。恩返しにはたを織りに来た」と言って老夫婦の前に現れたのは、破けた着物に身を包み、怪我をしているのか頭に包帯を巻いている強面の男。これには老夫婦も苦笑いを浮かべる。
家の中に入れてもらった“鶴”は、「がったん、がったん」という音を立てながら宣言通りはた織りを始めるため奥の部屋へ。“鶴”の影が浮かぶ障子を背に、おじいさんは「息子が出て行ってから随分経つ」「昨日、久々に会ったと思ったが…すまん、どうやらあの息子は鶴じゃったらしい」と語り始めた。
おじいさんの脳裏に浮かぶのは、ある男をかばうため「頼む!どうかこれで許しておくれ!」「もう悪さはさせんと誓う!」と言って土下座したシーン。おじいさんは刀を持った侍たちにお金を差し出し、血を流す男を必死にかばった。そのとき助けた男が、“鶴”だといって帰ってきたのだ。
「爺さんはおっちょこちょいだからの」と笑うおばあさん。おじいさんが障子越しの“鶴”へ、ある言葉を問いかける…。
この物語を読んだ人たちからは、「泣かせんなよ…」「名作が誕生してしまった」「優しさに感動…」「どっちでもいいから、はよ障子開けなさいよ…」など、多くのコメントが寄せられている。
老夫婦と“鶴”の間にある絆が尊い…
――『助けた鶴がめちゃくちゃワルだった話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
Xでフォロワーからお題を募集したので、それがきっかけで作成しました!
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
息子が悪そうに見えるように気を付けました!
――個人的に、怖そうな風貌の“鶴”が律儀に恩返しにやってきた場面がお気に入りです。芋一郎さんが特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
なりふり構わず息子のために土下座する父親がお気に入りです!
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。
漫画、アニメ、映画、YouTubeなどです!
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。
キャラクターの立ち位置やセリフの位置を気にかけています!
――今後の展望や目標をお教えください。
またお題貰って4コマ描きたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
4コマのお題くれ…。