校長の正体は“葬儀屋”アンダーテイカー
シエルが辿り着いた答え――それは、校長が死神のアンダーテイカー(CV.諏訪部順一)であるということ。アンダーテイカー(別名:葬儀屋)は豪華客船編でもリアン・ストーカーを利用しカンパニア号にて大量の動く死体を放ち、船内をパニックに陥らせていた張本人である。
そして、校長はアンダーテイカーの姿へと変わったのだ。さらに、アンダーテイカーの本シリーズ初登場に際して、これまでにアンダーテイカーが絡んでいた事件や出来事の回想やシエルへ掛ける言葉がアニメオリジナルの演出として盛り込まれており、本作で『黒執事』が初見の方にも分かりやすく、「アンダーテイカー」というキャラクターの物語の中での位置付けを示していた。
なお、回想では死神のグレル・サトクリフ(CV.福山潤)も本シリーズ初の登場をしている。
SNSでは「久しぶりの葬儀屋さん(諏訪部順一さん)最高すぎる」「葬儀屋とグレルを久しぶりに見れて嬉しい」「校長からアンダーテイカーになるところ諏訪部さんの声が良すぎてテレビの音量をあげて見た」など喜びの声が多数上がっている。
なぜP4はデリックを殺さなければいけなかったのか?
話は遡って、P4が監督生に就任した際の様子も描かれていた。「監督生とその許しを得た者のみ、芝生を横切ることができる」という校則があるのだが、就任後すぐ、P4のみんなで嬉々として芝生を踏む姿には、今までの彼らの苦労が感じられた。「紺碧の梟寮(青寮)」の寮長であるロレンス・ブルーアー(CV.榎木淳弥)が涙を流すシーンには涙腺を刺激された方も多いはずだ。
第9話の最後の最後で、そんなP4を欺くかのようにデリックがレドモンドの寮弟という立場にいながらも、校内でいじめをしていたことが明かされるのだった。次回はおそらく、修羅場となるのだろう。
◆文/笹本千尋
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