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2025年後期“朝ドラ”「ばけばけ」制作決定 ヒロインのモデルは小泉セツ

2024/06/12 19:50

第113作目朝ドラの脚本を担当するふじきみつ彦
第113作目朝ドラの脚本を担当するふじきみつ彦※提供写真

第113作目の連続テレビ小説は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語に決定した。作品名は「ばけばけ」となっており、作中人物、作品に込められた意味などを紹介する。

第113作目「ばけばけ」とは


第113作目の連続テレビ小説は、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。

実在の人物である小泉セツ(1868―1932)をモデルとするが、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はない。

「ばけばけ」のモデルは小泉セツ、ラフカディオ・ハーン


小泉セツは、松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働く。1886年に結婚するが、1年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住む込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、ギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日。松江に英語教師として赴任する。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教鞭をとる。1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。「知られぬ日本の面影」「怪談」など、日本の古来の文化を記した著作を出していた。

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【復刻版】小泉八雲の「知られぬ日本の面影」(一) (響林社文庫)
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小泉八雲 (著), しみじみ朗読文庫 (編集), 田部隆次 (翻訳), 大谷正信 (翻訳), 落合貞三郎 (翻訳)
響林社
発売日: 2015/07/18
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