水谷豊演じる熱血教師が、学校や生徒の問題にまっすぐ向き合う 「熱中時代・先生編」後半戦のあらすじ&見どころに迫る
宿題をやってこない生徒や、“嘘つき”と呼ばれる生徒と向き合う北野
第21話「人情タコ焼き先生」で、北野は“校門を一歩出たら自由に遊ばせたい”という想いから、普段宿題を出さないという方針を取っていた。しかし教頭(小松方正)に、宿題を出した方が良いと言われ、生徒たちも教頭に怒られた北野を気遣い、宿題を出してほしいと要望を出す。
これを受け、宿題を出すことになった北野だが、翌日一人の生徒が宿題をやってこなかった。その生徒に相談があると声をかけられた北野が生徒の自宅へ向かうと、ある事情が発覚する。
実はその生徒は父子家庭で、怪我をした父親の代わりにすべての家事や内職の手伝いをしていたため、宿題すらままならない状況だったのだ。また父親は普段タコ焼きの屋台を営んでいたが、怪我で営業ができずにいた。そこで事情を知った北野は、父親に代わって屋台の店主を務めることに――。父親を想う生徒の健気な気持ちや、北野の優しさにほっこりする回となっている。
そして第22話「お雛さまとさびしい宇宙人」では、3年4組の生徒・モリが“嘘つき”呼ばわりされるところから物語がスタートする。モリが嘘つきと言われるようになったのは、彼がUFOを見たと発言したことがきっかけだった。またモリは他にも、自分は孤児だなどと普段から嘘をついていたようで、北野と“もう嘘をつかない”と約束をする。
そんなモリの家は餅菓子屋を営んでおり、モリはある時“私は宇宙人だ”と語る客に出会う。モリはもちろん学校で宇宙人と会ったと話すのだが、案の定“嘘つき”呼ばわりされる始末…。
モリは宇宙人を連れてくると言って泣きながら途中で帰宅してしまい、その後行方知らずに。北野は警察の力を借りながら必死の捜索を開始。そして北野が走り回る中、自称“宇宙人”の男性とモリの姿を発見する。実はその男、ある事情を抱えているようで――。北野が生徒を想って必死に走り回る様子は、“熱血教師”さながらの熱いシーンと言えるだろう。
ちなみに7月27日(土)に放送される最終話(第26話)では、北野が生徒一人一人に声を掛けながら別れを告げる様子が描かれ、多くの視聴者の涙を誘った。そんな最終回に向かって描かれる後半のエピソードも、北野のまっすぐ生徒たちと向き合う姿や、北野を優しく見守る天城の姿などが描かれ、感動的なシーンが随所に散りばめられている。
VAP,INC(VAP)(D)