コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、さぎやまれんさんが描く『子供が成人男性を飼う話』をピックアップ。
さぎやまれんさんが2024年5月19日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、1.3万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、さぎやまれんさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
神使の子・スィスィアが謎の男をペットとして飼うことに
主人公は神樹によって守られている村に住む子供・スィスィア。物語はスィスィアが母親に「司祭様がもう迎えに来てしまう」「ごめんなさい」と泣きながら何かをされるシーンからスタートする。次の場面ではアイマスクをしたスィスィアが登場。明後日に開催される祝祭に向け司祭から講義を受けていたが、話が長いとして抜け出した。
スィスィアは、抜け出してすぐに倒れていた男性と出会う。旅のモノだという彼は腹を空かせており、スィスィアは持っていたクッキーを食べさせた代わりに「キミ、僕のペットになってよ」と申し出る。司祭になんとかペットとして部屋を案内することを納得させたスィスィアは、彼に名を尋ねるが好きに呼んでいい、と言われ「エルピス」と名付けることに。
翌日村をあちこち案内するスィスィア。途中、エルピスは村で会った「テオ」という子供達との会話で、祝祭でスィスィアが村の繁栄を願うために都に祝詞をあげに行くことを知る。さらに神使の子であるというスィスィアの奉納の舞を見たエルピスは、一人「道理で…」と神妙な面持ちで納得し、スィスィアに「この村捨てません?」と突然提案するのだった。
作品を読んだ読者からは、「話に引き込まれた」「続きが気になる」「電子化希望」など、反響の声が多く寄せられており、最後まで読んだ読者からは「とっても残酷で綺麗なお話でした」という声も寄せられている。
作者・さぎやまれんさん「自分の中の好きを詰め込んだキャラ達」
――『子供が成人男性を飼う話』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
普段は「モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか?」という作品のコミカライズのお仕事をさせて頂いているのですが、制作している内に触発され、自分の中の好きを詰め込んだキャラ達を描きたくなり描きました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
今作に限らず関わった作品すべてがそうなのですが、キャラの表情や仕草が描きたくて漫画を描いているので
今作も例に洩れず表情などにそのキャラらしさが出せるように心がけています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
Xにあげたものには含まれていないのですが、ラストの夜空が気に入っています。
そのシーンが描きたかったので。
――「続きが気になる」「電子化希望」などの声が多く寄せられていますが、『子供が成人男の続きはどこで読めるのでしょうか?
現在はBOOTH(https://mowmy.booth.pm/items/5760748)でのみ電子販売をしているのですが、色々と手配お願いしているので数か月後には各配信サイトで公開されると思います。
(その際はBOOTHよりも安価で頒布されます。またそれにあわせてBOOTHの方の出品は取り下げる予定です。)
――さぎやまれんさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
今後は現在連載している作品を全力で描きつつ、ほかにもいろいろと描けたらと思っています。
今作の続きなども描きたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
コミティアにて本作を手にして頂いた方々、また、電子の方をご購入頂いた方々本当にありがとうございます!
XでRTやいいねをして下さった方々のおかげで本当にすごく大勢の方に見ていただける事となり、驚きつつも本当に本当に嬉しく思っています。ありがとうございます!
現在連載している作品やこれから描いてゆく作品も、よろしければ読んでいただければ幸いです!
■作者X(旧Twitter):さぎやまれん[@sgym_ren]
■作品BOOTH:さぎやまれん『スィスィア』
▼COMIC NOVAに掲載中の『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか?』を読む▼
『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか?』