イ・シニョン×シウミン×チェ・ヒョンウォン×チェ・ウォンミョン×イ・セオンという若手人気俳優&トップアイドルという、フレッシュな顔ぶれがそろった韓国ドラマ「社長ドル・マート」(Huluにて先行独占配信中)。第9話では土地所有者のイ・ジウクが送り込んだ弁護士の説得で「マートの経営を諦めようとするメンバー」と「存続しようとするメンバー」が仲間割れを起こしてしまう。和解に向けて動くなか、チョ・イジュン(チェ・ヒョンウォン)は店の常連の少年ドユンのVlog視聴中にあるものを発見する。本記事では、考察を踏まえながら第9話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
イ・ジウクの策略で再び衝突するメンバーたち
雪道で事故にあったチェ・ホラン(イ・シニョン)だったが、症状は軽い脳震盪で済んだと知って安堵するメンバーたち。しかしこの事故をきっかけに、ユン・サンウ(イ・セオン)が5年前のヒョニ(パク・チャンフン)の事故に自責の念を感じていることを知る。ユン・サンウの心に残った深い傷を含め、より一層互いへの思いやりを深めたメンバーたち。
一方で、あまりにも執拗なやり方のイ・ジウクに違和感を感じたユン社長。彼は密かに電話での会話内容を録音していた。そんなことは露知らず、メンバーたちはポラム・マートの営業停止処分を覆すべく行政士に相談しに向かう。しかし被害が仕組まれたものだったという決定的な証拠がないため、無罪を主張することはできない。見えかけていた光が消え、メンバーは改めて愕然としてしまう。
少しでも流れを変えようと嘆願書を集めるメンバーたちの元へ、イ・ジウクが送り込んだ弁護士が訪ねてくる。弁護士は1人ずつ個別に話をしたいと申し込むと、それぞれの弱みにつけ込んで“大金を渡す代わりにマート持分放棄の念書にサインをしろ”と揺さぶりをかけるのだった。
一度は断ったメンバーたちへ、チェ・ホランが積立を崩して将来の夢や人生を諦めたことなども揺さぶりのネタにして追い討ちをかける弁護士。頼れる兄であり縁の下で支えてくれていたチェ・ホランのことを持ち出されたことで、数人のメンバーは気持ちが揺らぐ。
マートに戻ったメンバーは、「マートを諦めよう」とそれぞれの気持ちを伝えた。ある意味自分のためを思っての言葉と知らないチェ・ホランは、当然怒りをあらわにする。5人はすれ違ったまま衝突し、再びバラバラになってしまった。
決定的証拠はVlogのなかに
録音していたイ・ジウクの言葉を聞き返していたユン社長のもとへ、一本の電話が入る。それは、弁護士から営業停止処分を受けたポラム・マートの受け渡しを促す内容だった。契約書に従ってマートはイ・ジウクの物になる…というところまで確認していたユン社長は、続く弁護士の言葉に驚くことになる。生前、マートの所有者だった前会長が契約書の内容を変更しており、マートの相続人が別にいるというのだ。
一方で、仲間割れをしたメンバーたちは各々の時間を過ごしていた。動画投稿者として活動していたチョ・イジュンは、自宅で店の常連である少年ドユンのVlogを発見。「あれほど触るなと言ったのに」と笑っていると、映像内にあるものを発見。驚きに目を見開く。
ユン・サンウから「今日中に仲直りを。さもなくば愛の告白だ」というユニークなメッセージで召集を受け、マートに集まったメンバーたち。しかしユン・サンウの用意した焼き芋やオ・イェリム(チェ・ジョンウン)によるビールやチキンの差し入れ、愛の言葉を捧げる罰ゲームによって、次第に和やかな雰囲気と固い絆を取り戻す。
そこに遅れてやってきたのがチョ・イジュン。彼は「営業停止は無効だ」と笑顔を浮かべると、ドユンのVlogにイ・ジウクの犯行を決定づける証拠を発見したことを伝える。急いで動画を確認するメンバーたちだったが、タイミング悪くパソコンがバッテリー切れ。充電しようと電源を探していると、南京錠のついた謎の扉を発見する。以前、チェ・ホランが見つけた扉だ。
オ・イェリムに確認するも、扉の存在は知らないと言う。南京錠を開けるためには4桁の数字が必要だが、それもわからない。しかし扉の横に書かれた「happy new year」という文字を、ユン・サンウが発見。チェ・ホランが「0101だ」と主張するシン・テホ(シウミン)の言葉を無視して「1231」とナンバーを合わせると、鍵が開いた。
恐る恐る扉を開けると、部屋のなかにはサンダーボーイズやヒョニの写真や貼り紙が壁いっぱいに貼られている。メンバーたちの困惑を残し、物語は最終フェーズへ。
ポニーキャニオン