アンジュルム・佐々木莉佳子「自分で選んだことだけれど、やっぱり皆のことが愛おしくてたまらないよ」卒業公演で涙ながらにメッセージ
アンジュルムが 6月19日、佐々木莉佳子の卒業公演「ANGERME CONCERT 2024 SECRET SECRET 佐々木莉佳子 FINAL『愛情の世界へ、君もおいでよ』」を神奈川・横浜アリーナで開催した。4月6日の千葉・森のホール21 大ホールを皮切りにスタートした春ツアー「アンジュルム concert tour 2024 spring『Secret secret』」の集大成となった本公演は、佐々木自身が企画したセットリストで行なわれ、約1万2000人を動員。CSテレ朝チャンネル1にて生中継や全国47都道府県の映画館にてライブビューイングも実施された。
アンジュルムを牽引してきた佐々木莉佳子の卒業公演「自分の可能性に挑戦していきたい」
本公演をもってアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業する佐々木は、2013年にハロプロ研修生となり、2014年10月にアンジュルムへと改名する直前のスマイレージへと加入したメンバー。表現力豊かなダンスを持ち味に、パフォーマンス面でグループを牽引。アンジュルムで約10年にわたって活動し、2023年12月に「自分の可能性に挑戦していきたい」と卒業を発表した。
真っ白な衣装に身を包み、アンコールのステージに1人で登場した佐々木は、「君だけじゃないさ...Friends」をしっとりと歌い上げる。そして、佐々木は9枚ほどあるという手紙を取り出すと、ファンやメンバーへの感謝の気持ちを一つひとつ噛みしめるようにマイクの前で語り始める。
アイドルを目指す大きなきっかけとなったのは、“3.11”の震災の経験だったといい、「3月11日は今でも、これから先も、忘れることはありません。笑顔というものがどれだけ、周りを自分を照らし、包み込むのか。光がなくなってしまったからこそ、自分が誰かの光になりたい!そう強く思い、私の、アイドルとして生きていく人生がスタートしました」と静かに語っていく。
佐々木莉佳子、メンバーへ想いを語る「何にも変えられない、大切すぎる存在です」
ハロー!プロジェクトに加入してからの道のりは、「キラキラと輝いているもの」でもあり、「何度も立ち止まり、振り向きたくなることもあった」ものだったという。佐々木は「わたしの人生においてアンジュルムとして出会ったみんなは、何にも変えられない、大切すぎる存在です」と力強く言葉を紡いだ。
続けて、佐々木は一人ひとりのメンバーの名前を呼びかけていく。感極まって泣きそうになりながらも、「明日から違う世界が広がっているのだと思うと、進み続ける時間が時には苦しくなることがあります。自分で選んだことだけれど、やっぱり皆のことが愛おしくてたまらないよ」と言葉を紡いだ。「最高で最強なみんならしく、みんなの色でこれからのアンジュルムを作り上げていってね」と、メンバーにメッセージを語った。
手紙の最後には、佐々木からファンへの大きな愛のメッセージが。佐々木は「あなたと私が出会えた今の時代を生きることができて幸せだと思っています」「(ファンと)どこかで支え合って生きているような感覚がありました」「私もみんなの幸せを誰よりも願っています」と語った。続けて、「みんな、また会おうね。どうか、大好きな皆さんを取り巻く環境が優しい世界でありますように」とあたたかな言葉を語り、佐々木からの卒業に寄せた手紙の朗読を終えた。
ポニーキャニオン
発売日: 2024/01/17